全長は120mm。直径で48mm。非常に小さいですね。180mlの缶コーヒーと比べてもさらにかさばらないサイズということになります。重量は使用する電池にもよりますが300gほど。
使用するのは18650電池3本なのですが、装填方法が面白い。カートリッジ方式なのですが、本体に固定されています。従ってこの状態でも点灯可能。なかなか珍しいとは思います。カートリッジの余裕はまあまあありますが、最近の直接充電式電池はかなり大きいため、保証は致しません。
使用するLEDはCREE XHP70.2。大光量機ではすでにスタンダードなLEDかな? ACEBEAMが多用するものでもあります。
最大光量は5200ルーメン。このサイズの単灯のライトとしては他にないものです。リフレクターは浅め。スムースな鏡面タイプであることやその形状から、すっきりとした中心光になるかと思われます。
1000ルーメンクラスと比較するとやはり格段に明るいですね。LEDのサイズが大きい割に、またボディが小さい割に集光性は高めに感じられます。これは先ほど書いたとおりリフレクタの特性のひとつかと思います。
LOW側はULTRA LOWを除くとかなり明るめの設定です。最大光量が同じライトでもLOW側の設定次第で自分にとっての使い勝手が変わります。ACEBEAMは「LOWといっても明るいに越したことないでしょ! 電池も大容量だしケチケチすんなよ! 暗いのが良ければULTRA LOWモードもあるし!」という感じがします(意見には個人差があります)。LOWを細かく調整したい方は他のブランドがいいかな?
しかしまあ確かに、200ルーメン程度であれば、それほど眩しくは感じません。不整地での歩行や、天井や壁にバウンスさせて使うことを想定すれば、200くらいは欲しいかもしれません。
MED:600ルーメン、HIGH:1350ルーメン、TURBO:2500ルーメン。この辺りのモード設定から考えると、野外での使用を想定しているんでしょうね。専用のシェードなどはないものの、コンビニ袋などで上手に拡散させればBBQなどでも十分以上の明るさ。持続時間もかなり長いと感じます。
日常生活でのEDCにはやや重い。しかし、アウトドアアイテムとしてみればこれほどコンパクトで明るいものはほとんどないかと思います。
・小型コンパクトなライトを持って、電池を頻繁に交換するか
・電池を複数本収納するライトを電池交換なしで使い倒すか
どちらが目的に沿うかはシチュエーション次第ですが、後者の出番も少なくはないはずです。
探していたぜ、気になっていたぜ、という人や、コンパクトで明るいライトに興味がある方にはオススメです。(アカリセンター価格:生産終了品)
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(文・写真/アカリセンター)
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