■ポタポタと点滴式だから“雫”
箱から取り出してみると、パーツは4つ。ガラス製のポットのようなモノが2つ(うち1つには取り外せるゴムパーツ付き)に、ステンレス製で小さい穴が無数に開いているモノ、そしてゴム製のフタ。
組み立てるとこんなに背が高くなります。高さ約35cm。なかなか圧巻です。
挽いた粉を入れるステンレス製のストレーナーを見てみると、穴はかなり小さい。エスプレッソ用の極細挽きではこぼれるかもしれませんが、細引き程度なら大丈夫そう。
水を入れる上部ポットの底には突起が付いています。
裏側にも小さな突起が。
このポットを上からよーく覗いてみると、小さな穴が2つ開いています。ここから水がポタポタと落ちる仕組みです。
ドリップコーヒーでは、お湯を入れる際に小さな雫にしてポタポタと粉に落とす方法があります。“点滴式” “点滴法” “点滴抽出法”などといわれるもので、ゆっくりと粉にお湯を染み込ませることで、コーヒー成分をしっかり引き出せる方法です。
この「スロードリップブリューワー ハリオ 雫」も、点滴式でお湯、ではなく水をゆっくり粉に落としていくため、しっかりとコーヒーの味を引き出せるようになっているんです。だから商品名が“雫”なんですよね。
そしてこの日、用意したコーヒー豆は、奮発してスターバックス リザーブの「ルワンダ ムホンド」(250g 2400円/税別)。一度お店で飲んだことがあるのですが、ちょっとチョコレートのような風味があり、酸味もコクもそこまで主張せずという、とてもバンラスの取れた豆でした。さてこの豆がいったいどんなアイスコーヒーになってくれるのか…。