ずっと探してたアーバンデザインの防水リュックを見つけた!

アウトドアモチーフのフラップ付きバックパックなんですが、個人的には、この手のデザインのリュックが好きなんです。フラップなどがアクセントになり、背負った時に全体のバランスが整うんですよ。でも、これがガチのアウトドアリュックになるとトゥーマッチ。ほぼオールブラックに仕上げるなど、このアーバンアウトドアな顔つきが魅力です。

それでいて、ちゃんとした防水設計。特殊ポリエステル糸のコーデュラファブリックの裏面に、透湿防水フィルムL-VENTをラミネートし、トリコットナイロンを張り合わせた3レイヤー構造になっています。耐水圧20000mmの機能素材に加え、縫い目からの水の侵入を防ぐため、前面の縫い目裏にはシームテープ加工をしており、雨が染み込むことはほぼありません。

さらに外ポケットの一部に止水ファスナーを採用し、そのほかのファスナーにも雨よけが付いています。リュックって傘からはみ出て濡れてしまうので、やっぱり防水のほうがいい。特に外ポケットは縫製部分から雨が浸入する場合が多いため、こういった止水仕様はありがたい。

もっとも濡れやすいフラップ部分のトップポケットも止水ファスナーになっています。このトップポケットが大容量でとにかく便利。僕がフラップ付きバックパックを好きな理由の1つがこれの存在。荷物を出し入れしやすいから、ついつい小物を入れすぎてパンパンになることも。「外ポケットに荷物入れがち」はリュックあるあるですね。そんな重要なトップポケットが防水だから安心!

両サイドにもポケットを装備。ペットボトルが入るようなサイズではありませんが、片方は縦型ファスナー付きで、ミニ財布などを入れるのに適しています。肩掛けした状態でも、なんならリュックを背負ったままでも使えます。

メインコンパートメントはシンプルな1気室。フラップ部分のバックルはワンタッチで外せるマグネット式になっていて、簡単に開閉できます。もっと言えば、バックルを外さなくてもフラップを引き上げるだけで開放できます。これはブランドのデザイナーさんのこだわりでもあり、フラップ付きのリュックでも簡単に開けられるように配慮されたもの。「フラップ付きリュックは開けるのが面倒」と思っている人は、ぜひ一度アッソブのリュックを使ってみてください。ファスナーより簡単に感じられるかもしれませんよ。

そして、サイドからもメインコンパートメントにアクセスできます。またまた個人的な意見ですが、このディテールが大好物。というかサイドアクセス機能がないリュックは絶対に買いません。肩掛けや前抱えしていても荷物が取り出せるから、移動中や電車内で大活躍。歩いているときに電話がかかってきて、急にメモが必要になったときなどに重宝します。

しかも、指をひっかけられるラウンドタイプのファスナープルで開けやすいんです。これはアウトドア用のバックパックやウェアにも見られるタイプで、グローブを装着した状態でも使いやすいように作られたもの。一見地味なディテールですが、パーツひとつでバッグ全体の使いやすさは変わってくるので、こういったこだわりは見逃せません。

PC収納スペースも搭載しているためビジネスにも対応します。PCポケットはクッション入りで裏起毛、そしてサイドからアクセスする構造になっています。これはおそらく簡単にPCを取り出すための仕様だと思われます。アッソブのリュックのPCポケットは、ほとんどがこの構造なので、荷室にはサイドからアクセスすることが前提に作られているのかもしれません。そのほうがラクでしょ、と。

ショルダーハーネスはクッション材入りで、裏面はストレッチ素材。背面もクッションパネルになっていて、体への負担を軽減。アッソブ定番のドビーシリーズと比べて、すっきりとしたデザインだから仕事で使いやすく、日常に取り入れやすいところもお気に入り!

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最後まで記事を読んで、「別にフツウじゃない?」と思ったそこのアナタ。このフツウっぽいデザインの防水リュックがどれほどレアか。オン・オフ使えるアーバン顔の防水リュックはなかなか見つからないんですよ! フツウだからこそシーンも服装も問わず使えて、晴れでも雨でも違和感なし。365日使える汎用性の高さこそ、このリュックの最大の魅力です!

AS2OV
「WATER PROOF CORDURA 305D BACK PACK」(3万2400円)

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(取材・文/津田昌宏)

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