スイッチはボディ上面にあり、プッシュすると点灯し、点灯後1.5秒以内に続けて押すとモードが切り替わります。Lowスタートの二段階調光+点滅。1.5秒後に押すと消灯します。常に常時点灯です。基本的に常時点灯で使用するライトなのでこれで良いかと思いますが、シングルアウトプットでも良かったのでは? とも思いました。
鍵の差込全面にLEDが施されています。こういう形のCOBがあるのか、それとも専用に作られたものなのか分かりませんが、ジャストフィットしたサイズのLEDです。COBはChip On Boardの略。面発光するフラットな配光になります。手元を照らすライトになりますので適当なものかと思います。
Lowモードでランタイムは2時間。手元を照らすには十分。ランタイムが短いのは致し方ないですね。手元でワイドに広がる発光面は趣があってよいですね。
充電はmicroUSBケーブルにて行います。内蔵充電池の容量は110mAh。充電を開始すると赤くスイッチボタンが点灯し、充電が完了すると緑に変わります。充電は最大でも3時間。リチウムポリマー充電池なので過放電に注意! 小まめに充電が肝要です。
どんなに近くても中心光は現れず、手元の書類などを確認するのに適しています。ひどく明るくない分、暗所でも見やすく使いやすい。演色性は良くないですが、厳密な色確認でなければ問題のない範囲のものかと思います。
これもCOBの特徴のひとつである、まったく飛ばない光。LEDの光はそもそも飛びません。面発光になるので遠くはまったく照らせませんが、室内では反射光の影響もあり意外と明るく感じます。使うシーンや用途を考えるとこれがベストなのですが、リフレクターを使用したライトのような配光は期待できないのでご注意ください。
昨今は自宅の戸締りさえ「鍵」を使わないところも増えているようです。そんなハイテクな家に住んではいませんが、鍵穴を照らすには十分。そもそもこのライトは日常のあらゆる「ちょっと光が欲しい」シーンで使われるアイテムです。車の中であれば使いやすいものだし、鍵束に付けておけば便利なツールです。
スイッチ周りは樹脂でLED搭載部はアルミ製。放熱を考慮したものと思いますが、明るくはないのでそもそも熱は持ちません。ガジェットとしての雰囲気はなかなか良く、鍵束に付けておいても邪魔にはなりません。ある種のネタになるライト(笑)でしょうか?
スマホのライトでなく、フラッシュライトを使ってくれ!というメーカーの強い信念をこの小さなライトに感じることが出来ました。(アカリセンター価格:2987円)
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(文・写真/HATTA)
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