車中泊が格段に快適になる!ogawa「カーサイドシェルター」【アウトドア銘品図鑑】

■居住性

取り付ける車両によって微妙にサイズが異なりますが、カタログ値では、クルマのルーフからカーサイドシェルターの端まで247cm。カーサイドシェルターの幅は285cm、高さは210cmとなっています。

内部はコットを置けるほど広々。少しだけクルマとテントの間に隙間が生まれましたが、ダイレクトに風が吹きつけることはなく、なかなか快適です。セレナのようにスライドドアだと、ファニチャーを配置していても出入りしやすいですね。

窓は二重になっていて、メッシュにすれば風を取り入れられます。

フルクローズ。車中泊だけでなく、着替えスペースとしても役立ちそう。

これは頼もしい! スカート付きです。冷たい空気が内部にはいりこみにくいので、冷え込む秋のキャンプも安心です。

 

■気になること

吸盤はかなりしっかりしていますが、風には十分注意したいところ。張り綱を追加したり、別売のタフなペグに変更したりすればある程度はカバーできますが、固定されない状態では風を大きくはらんで飛んでしまい兼ねません。強風時の使用は控えましょう。

リアに取り付けてみました。後ろに置いた荷物を取り出しやすく、使い勝手がいいのですが跳ね上げ式のドアだと天井部分とクルマのドアが干渉してしまいました。上下観音開きや横開きのドアならうまく使えそうですが、気をつけた方がいいですね。

また、当然ですがクルマをポールがわりにするので、設営後のクルマ移動は厳しいものがあります。別売のポールを用意すればたてた状態をキープできますが、中は丸見え。防犯上、そして急な強風によるトラブルを考えると、設営後はクルマの移動を考えず、ビールを飲んでまったりするのが正解です。

コンパクトなクルマをベースとしたキャンピングカーや、ルーフトップテントを載せたクルマが人気ですが、リビングをどうするかが悩みの種。カーサイドシェルターは、そんなクルマを中心としたキャンプを助けてくれます!

>> キャンパルジャパン

 

>> [連載]アウトドア銘品図鑑


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(取材・文/大森弘恵)

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