カフェ?ベーカリー?レストラン?話題の「No.4」はどんな店?

No4_exterior1

「No.4」の外装。木とスチールを組み合わせた内装は倉庫街のコンテナを思わせる面立ち。千代田区では当然ながら新しい表情を生み出す存在だ

 

「No.4(ナンバーフォー)」がオープンしたのは、日本テレビが千代田区でプロジェクトを進めている「番町の庭」。縦に長くL字型にしつらえた空間の店頭では焼き立てのパンやスイーツを提供するベーカリー。

その隣には店の中核となる厨房とパン工房、ピッツァ用の石窯を配し、奥には樽生のクラフトビールやナチュラルワインなどを提供するドリンクバーを設置。

店ではその他にも、自社コーヒーショップ「THE ROASTERY(ザ・ロースタリー)」にて焙煎仕立てのスペシャルティコーヒーや、ハイブリッドスイーツ「クロフィン」など、タイソンズアンドカンパニーならでは「メイドイン東京」の味を一挙ラインナップする。

No.4_Bread

全粒粉小麦をはじめ、産地にこだわった小麦、コーヒーフラワーなど粉からこだわり、自家製天然酵母にきび砂糖、グレープシードオイル、発酵バターなど食材を厳選。「からだにやさしい」をテーマに焼き立てを提供する約40種の食事系パンやスイーツ系パンが店頭を賑わす

 

No4_cruffin

ハイブリッドスイーツを次々打ち出すタイソンズアンドカンパニー。同店ではクロワッサンとマフィンを融合した新たなハイブリッドスイーツ「Cruffin(クロフィン)」が目玉アイテムのひとつ。フィリングは4種類を展開

 

モーニング、ランチ、ディナーとそれぞれの時間帯でさまざまな料理を提案する同店だが、なかでもぜひ味わって欲しいのが、“コーヒーフラワー”を使ってハンドトスの生地を石窯で焼き上げるオリジナルのピッツァ。

コーヒーフラワーとは、コーヒーの実から豆が取り出される際に廃棄されていた皮の部分を原料にしたもので、小麦粉より食物繊維が多くカリウムや鉄分などの栄養素もある健康食材。

栄養分も豊富で、なおかつ社会にも貢献できる食材として注目されるこのコーヒーフラワーを使った生地は焼き上げるとコーヒー特有の芳ばしさが引き立ち、もちもち感もかなり日本人好み。注ぎたてのビールとの相性は言うまでもない。

No.4_pizza_vegi

900円~のピッツァは直径約25cmで、軽いランチやつまみにぴったり。こうやって見ると生地はうっすらコーヒーを思わせる色合い。もちもちの生地があとをひく

 

No.4_beer3

タイソンズのプロデュースする店々においてはずせないクラフトビールももちろん樽生で楽しめる

 

朝は挽きたてのサードウェーブコーヒーに自家製グラノーラやモーニング、ランチには焼き立てのパンメニューやヘルシーなランチ、会社帰りにはノドを潤すクラフトビールにピッツァ。

シーンごとに“7つ”の各ジャンルにおいてそれぞれクオリティの高い「ハンドクラフト」を提供する同店は、麹町界隈で働くオフィスワーカーたちの新たなオアシスとしても注目したい。今後期間限定でのオープンを予定しているという「No.4」。千代田区界隈のオフィスワーカーならずともぜひ訪れてみたい空間だ。

 

No.4(ナンバーフォー)
東京都千代田区4番町5-9
03-3234-4440
店内約25席 テラス約24席
www.tysons.jp

(文/松浦 明)

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする