[要件1] 軽い
この財布、見た目はかぎりなくペリペリ財布です。メインの素材はX-Pac。ヨットの帆を作っているメーカーが開発した特殊生地で、軽くて薄いという特徴があります。アウトドアのバックパックでも最近X-Pacを使ったモデルが増えてきているという注目の素材です。だからこの「TRAIL BANK - M」も軽い! 重さはわずか45g!
[要件2] 小さい
サイズは縦90mm、幅120mmと、手でしっかり握れる大きさ。これならポケットにもスッポリ入ります。しかも、かぶせ部分が斜めになっていて、親指を差し込めば片手で開けられるようになっているそう。実際にやってみましたが、ちょっとコツがいるかも(笑)。
[要件3] お札&小銭をけっこう入れられる
ペリペリ(面ファスナー)を開けると、内部はこのようになっています。お札入れの片側が開いているこの構造、懐かしい!
実際にお札を入れてみると、このとおり。10枚だろうが20枚だろうが余裕で入れられます。財布の生地がやわらかいため大きく開けるので、見慣れないお札でも素早く必要なものを探し出せます。ちなみにお札を押さえている黒いフラップ状の部分は、どのような用途か謎。これどう使えばいいんだろ…。
小銭入れは外側にあります。メッシュになっているので、中身が見えます。これはあまり意味がなかったかも。
[要件4] お札&小銭を取り出しやすい
お札は[要件3]でも書いたとおり、取り出しやすい構造になっています。お札を二つ折りにしていると、必要なお札を引っ張り出すのに苦労しますが、折らずに入れられるので、サクッと取り出せます。
そして小銭ですが、小銭入れに小さい工夫が。
片側にマチが付いているんです。パカッと開くわけではなく、マチ幅も小さいのですが、これが本当に便利。
財布本体がやわらかいので、指を突っ込めばグッと開けます。実は“お札いっぱいになる国”って、小さい単位でもお札でまかなえることが多く、小銭を使う機会ってあまりないんですよね。でも、お釣りで渡されたりすることもあります。小銭はなるべく使い切りたいので、支払いの際にはなるべく出すようにしていました。なので、取り出しやすいのは助かりました。
[要件5] 防犯対策
海外旅行時に最も気になるのは、おそらく防犯対策ではないでしょうか。この「TRAIL BANK - M」を見つけた時も、この点がネックで悩みました。そもそも登山者などに向けたアウトドア財布なので、防犯対策は考えられていません。
海外で気を付けたいのはスリ。スられないためには、体から離れないようにしておけばいい。そういう意味で有効になるパーツがこの財布には付いています。
それがこのカラビナ状のパーツです。ここにウォレットコードなどを付けて、パンツのベルトループに引っ掛ければOK。ウォレットコードを付けられる小さい財布って意外となかったりするので、これは助かる。
さらに念のため、スキミング防止対策にRFIDスリーブも使いました。
日本で発行されているクレジットカードには、非接触型ICカードタイプが少ないので、ワイヤレスでデータを盗まれれることはほぼないんですが、それでもやっぱりハダカで入れておくのは怖いですからね。
財布のカードポケットは取り出しやすいように斜めになっています。どんなカードが入っているのは分かっちゃうのはちょっとイヤなので、隠す意味でも役立ちました。
* * *
東南アジアの屋台でごはんを食べる時、ササッと支払いたいですよね。だから財布を取り出しやすいポケットに入れておきたいものです。街をぶらぶらする時に大きなカバンを持つのもイヤだし。とはいえ、ポケットに財布を入れていて、やたらポケットが膨らんじゃうのもイヤ。そんなワガママをこの財布は見事に解決してくれました。薄着でOKで、かつお札いっぱいになる国への旅行のお供に進化系ペリペリ財布、悪くない選択肢ですよ。
>> PaaGo WORKS
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