サイズは約W28×H47xD8cmで、INCASEのリュックらしいビジネス対応のスクエアフォルム。オールブラックですっきりしていて、スーツにも難なく合わせられます。このシンプルなデザインもINCASEの魅力のひとつです。
背中に当たる面はメッシュクッション。そしてショルダーハーネスは、カーブした3D構造になっていて背負いやすい。体のラインに沿うよう設計されているため、荷物の重さを感じにくいんです。ショルダー部分も適度にクッションが効いているし、ストレスなく移動できます。
そしてマチ幅が8cmと薄いため、前に抱えても邪魔になりにくい。この8cm、思った以上に薄いんです。荷物量によってはかなりペッタンコになるので、これなら満員電車でもストレスが少なそう。スペースを取らないから電車内でも快適です。
そんな前抱え時に使いやすいのが、縦型ファスナーのフロントポケット。リュックを前に抱えた状態でも荷物を取り出しやすい。ポケット自体が大きく、手帳やノートなども入るので、電車移動の合間にスケジュールを確認したり、これから向かう仕事のメモを見返したりするのに便利です。
個人的にはバッグ自体が軽いところがお気に入り。本体だけなら指1本でも余裕で持てる軽さ。バッグは荷物を入れるものだから、バッグ本体は軽ければ軽いほうがいい。せっかくコンパクトなバッグを使うのに、バッグが重いと本末転倒ですから。
そしてトップハンドルは分厚く、クッションも効いているから、しっかり握れて荷物の重さを感じさせません。手持ちでの移動もラクラクだから、暑くて背中の汗ムレが気になるような場合は手持ちにするなど、状況に合わせて使い分けられます。
そして、気になる収納スペース。
薄マチのためコンパートメントは1室ながら、小物整理に便利なポケットと、15インチのMacBook Proが入るPCスリーブを備えています。
PCスリーブはクッション入りで、裏地全面が起毛素材。さすがアップル公認のインケース、PCをしっかり保護できますね。
外ポケットも、先述した縦型ファスナーポケットのほか、バッグ上部にアクセサリーポケットを搭載。内部は起毛素材を採用しているので、スマホやモバイルバッテリーの収納に最適です。iPhone XRが横向きに入る大きめサイズ。
そして、右のサイドパネルにもファスナーポケットが付いています。サイズは小さいものの、リュックを背負ったまま荷物にアクセスできるので、交通系ICカードを入れておくのに便利です。
一見使いにくそうですが、実際はファスナー開閉も簡単にでき、荷物の出し入れもスムーズ。これは多分、ポケットがバッグ本体に付いているのではなく、本体からはみ出たサイドパネルに付いているからだと思います。微妙な差ですが、これによって手が届きやすいファスナーの位置や角度になっているんでしょうね。
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あのINCASEからついに登場した薄マチのビジネスリュック。薄マチになっても収納性が高く、起毛素材のPCスリーブなどインケースらしい作りは健在。外装のフロントポケットやサイドポケットも使いやすく、スクエア型でオールブラックのデザインで取り入れやすい。まさに隙のないビジネスリュックだと感じました。薄マチを探している人は、ぜひ検討してみてください!
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(取材・文/津田昌宏)
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