■シンプルで、体にフィットして背負いやすい
スリングバッグのイメージは雫型で、イマイチ用途が分からず、初めて購入。容量が9リットルの「エレクトラスリングL」も用意されていますが、大量の荷物を持つことは想定していないので、2リットルのSに。
細身でシンプル、マットな質感の素材、落ち着いた雰囲気のブラックカーボネイト(BC)を選んだので、カジュアルからちょっと大人スタイルにも合いそうです。
スリングバッグの選択基準に明瞭な答えを持っていませんが、休日に使うぐらいであれば2リットルで正解。容量が多くなればなるほど、荷物を詰め込みます。その分、下方向に荷重がかかり、シングルショルダーストラップなだけに、片側の肩に負担がかかります。ある程度の容量が必要な場合は、ミニリュックを選択した方が楽な気がします。
140gと軽く、体にフィットするため背負い心地は良好ですが、身長によっては、きっちりストラップを調整しないと、底部がヒジにあたることも。
サイズはW14.5×D9.5×H44.5cmで、容量は2リットル。メインコンパートメントは大きく開閉できる1気室構造で、長財布と手ぬぐい、ティシュ、鍵でフルになる容量です。小さめサイズならもっと余裕はあります。本体内部には、フリースライニングスリットがあり、チケットやカードなど、薄いものは収納可能。
ワークアウトユースに適したスリングバッグということなので、本来はタオルやTシャツなど、柔らかいものを入れて背負うのが正しいのかもしれません。
シングルショルダーで前に持ってきやすく、中身を簡単に取り出せます。中身も少ないので、どこにあったっけ?なんてことはありません。
ご近所散歩はもちろんですが、会社に置いておいてランチに行く際に財布やIDパス、ハンカチなどを入れて持っていく、という使い方が今のところベストです。
本体と同色のロゴはラバープリント。ファスナースライダーはアウトドア感はなく、アーバンスタイルな仕上げ。カラーは、ブラックカーボネート(BC)のほかに、アスファルトグレー(AG)、ホワイトメタリックメランジ(WM)を用意。
ストラップの調整はしやすく、着脱パーツも片手でしっかり取り外せ使い勝手に優れいています。
本体素材は420Dナイロンで、フロントにはパワーストレッチ素材のメッシュポケットを装備。伸びるので、硬いものよりも、タオルや小物などを一時的に収納するのに便利です。入り口がフラップ式なので、中身は落ちにくい構造になっています。
背面はパッド入りでしっかり背負い心地も良好です。
メインコンパートメント下部にはマチがあり、収納物が落ちない仕様。350mlの缶がぴったりと収まるくらいのサイズです。
メインコンパートメント上部にはキークリップが付属。縦型ショルダーの場合、どうしても上部は空きがちなので、空間の有効利用としてはベスト。しかもファスナーを少し開けるだけで、鍵を取り出せるので使いやすい仕様になっています。
* * *
今回、容量4リットルのウエストバッグと、容量2リットルのスリングバッグを使ってみましたが、形状の違いというよりも容量の違いが大きかったです。
改めてになりますが、ウエストバッグは休日のお出かけや、旅行先のサブバッグはもちろん、落ちついた色であれば通勤にも使える可能性を感じました。特に購入したランバーパックは色もキーポイントなので、カジュアルに使うならランバーパックがぴったり。
一方、スリングバッグはお出かけ用というよりも本当にポケット感覚。パンツのポケットが重くなったり、服やパンツの型崩れが嫌な時に使う感覚。持ち歩くなら散歩程度。シューズを預けてあるジムや、マットを預けてあるヨガなどに行く際には重宝しそうです。
またシンプルできれいなフォルムなので、大人スタイルのファッションが多いならこちらがオススメです。
■【番外】秋の長雨。レインコートに合わせるとこんなイメージ
Tシャツやハーフパンツといった夏の軽装時のポケットとして使うのはもちろんですが、これから秋になり雨が多くなってきた時、この2つは小さく、体に密着するので中身が濡れにくく、重宝するのではないかと考えてレインコートと合わせてみました(若干、補正具合で色味が異なっていますが)。
落ちついた紺色のレインコートと合わせた場合、黒い「エレクトラスリング」の方が、大人のイメージになります。「ランバーパック」はどちらかというと、コートよりもジャケットタイプの方が合いそうです。
ストライプのレインコートと合わせた場合、カジュアルでグリーンがアクセントとなるので、「ランバーパック」でも問題なさそうです。
>> ザ・ノース・フェイス
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