使ってわかった!「iPhone 11」シリーズが欲しくなる7つのポイント

1)背面の質感は両モデルとも良い感じ

今回試用したは、iPhone 11のグリーンと、iPhone 11 Pro Maxのミッドナイトグリーンの2機種。どちらもレンズの円形を目立たせたカメラ周りが、デザインのアクセントになっています。それに合わせてAppleロゴの位置も中央に。

▲端末幅は筆者の手でギリギリ握れるサイズ感のiPhone 11

iPhone 11は背面を1枚のガラスから成形していて、側面のフレーム部には航空宇宙産業で使われるグレードのアルミニウムを採用しています。背面の手触りはしっとりと手に吸い付くよう。グリーンの色味は実物を見る限り、爽快感のあるシャーベットカラー。そこまでポップではなく、どちらかというと伝統色の柳色のような落ち着いた印象。明るさもどことなく上品な趣がありました。

▲iPhone  11 Pro Max

一方のiPhone  11 Pro Maxも背面を1枚のガラスから成形している点は共通。ただし、表面が磨りガラス状になった「テクスチャードマットガラス」を採用しており、手触りはサラサラ。指紋がベタベタと残りにくいのが印象的でした。側面には医療グレードのステンレススティールが使われています。

新色のミッドナイトグリーンは、Appleとしては珍しく王道のガジェット感を醸し出す色合いで、好みが分かれやすそうな気がします。ファッションとのコーディネートを想定するならば、「シルバー」や「ゴールド」といった軽めのカラーも検討すべきかも。

 

2)とにかく超広角カメラが楽しい

今回アップデートされた中で一番のポイントは、やはり広角カメラが搭載されたことでしょう。両機ともにいままでとは違った表現が可能になりました。

▲iPhone 11の広角カメラで撮影

例えば、上のようなシーンを広角カメラで撮影した場合には、被写体と背景が窮屈に収まります。カメラの特性によって、手前の花に焦点を当てると背景はボケてしまっています。

▲iPhone 11の超広角カメラで撮影

一方で、超広角カメラを用いて撮影した場合には、広々とした構図のなかに、被写体を配置する余裕が生まれます。魚眼のように周囲が歪んだりはしないので、使いやすい。手前にある被写体から背景まで全てにピントが合っている「パンフォーカス」状態を作れることも重要なポイントです。

 

3)夜景撮影のモチベーションが確実に上がる

「ナイトモード」の登場によって、いままで諦めていたような暗所での撮影も鮮明に行えました。光量に応じて自動で適用されるのことも手軽でイイ。

ナイトモードが有効な場面では、シャッターボタンを押すと、数秒間端末をそのままホールドするようにと指示される仕組みで、UIもよくできています。この待ち時間は明るさによって変動します。

▲暗いところで写真撮影を行おうとすると、画面左下にあるように「2秒」のような黄色いアイコンが点灯する。これがナイトモードが有効になっている印だ

▲シャッターボタンを押すと、「動かさないように持ってください。」と表示される。シャッターボタン近くのメーター表示が待ち時間のカウントダウンを意味する

▲ナイトモードで撮影した写真。鮮やかで、やや温かみのある色味に。ディティールもしっかりしている

ナイトモードを使うことで、橋の照明が暖かく輝く美しい夜景の写真を残せました。これなら夜の散歩がぐっと楽しくなりそう。夜景を撮るモチベーションは格段に上がりました。比較用にiPhone XSで撮影した写真を下記に載せますが、違いは一目瞭然です。

▲こちらが同じ景色をiPhone XSで撮影したもの(編集なし)

また、iPhone 11シリーズでは、暗所でのフォーカス速度も向上しています。iPhone XSと比べた印象では、ピントが合うまでワンテンポの差がありました。

 

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