ユニクロらしいシンプルな見た目の「ショルダーバッグ」は、高強度のナイロン糸を使用していて耐久性に優れています。さらに表面に撥水加工が施されており、小雨程度なら弾くそうです。まだ雨の日に使っていないので何とも言えませんが、撥水はうれしい機能ですね。
サイズはW39.5×H28.5×D13cmと、横幅は結構あるものの、スリムなので数値ほどボリュームは感じられません。すっきりとした印象で持てるところがイイですね。そして何より軽く、感覚的にはミニショルダーくらい、いや、地厚のサコッシュ程度ではないかと思うほど軽いんです!
ショルダーベルトの調節も簡単。バックルに付いているコードを引っ張ると、ベルトの固定が緩み、簡単に伸縮できる作りになっています。ベルトを輪っかのほうに引っ張ると短くなり、その反対に引っ張ると長くなるので、あとはバックルをギュッと押して固定するだけでOKです。
ベルトの長さ調整が簡単なこと以上に感動したのが、余分なベルトを収納できる構造です。ベルトを短くすると、その分余ったベルトが出てきますよね。このバッグでいえば、ベルトの輪っかが大きくなって邪魔になります。そんな余りを、ベルトの付け根のポケットにスルッとしまうことができるんです! ベルトがビラビラしないし、見た目もすっきり。このディテールだけでも、このバッグを選ぶ価値があると思います。
収納面も文句なし。スポーツ用品も十分入る大容量だから、運動会にジム通いにと大活躍します。見た目はそこまで大きくないのに、シューズを入れても着替えが余裕で入ります。ここまで荷物が入ると思っていなかったので、これはうれしい誤算でした。
ファスナー付きの大型フロントポケットがあり、小物を着替えとは分けて収納できます。運動会のプログラムなどを入れるのに便利ですね。ちなみにメインコンパートメントの開口部はダブルジップなので、左右どちらの肩にかけても使いやすい作りになっています。
両サイドにポケットがあり、片方はファスナー開閉式。内部にキーリングを備え、マチ付きだから手を突っ込んで底の小物も取り出せます。このポケットについて、ユニクロのWebサイトでは「ペットボトルが入る」と書いてあり、さすがに無理だろうと思って試してみると、ウォーターボトルがすっぽり入って驚きました。ファスナーを閉じると見た目もすっきり。よく考えられています。
メインコンパートメントにも内ポケットが付いています。オープンポケット2つ、ファスナーポケット1つ、折りたたみ傘やペットボトルの収納に便利なメッシュポケット1つ。これだけポケットがあれば荷物の仕分けもバッチリです。モバイルバッテリーやウェットティッシュなどを整理して入れられるので、スポーツシーンだけでなくレジャーや旅行にも活躍します。
シンプルなデザインで、ベーシックなフォルムだからビジネスユースもOKです。ショルダーベルトを付けたブリーフケースと何ら遜色ありません。それでいて軽いから、肩掛け前提でビジネスバッグを選ぶなら、このショルダーバッグは断然おすすめですね。
さすがにPCポケットは付いていませんが、書類ファイルや筆記具などの仕事道具も難なく収納できます。というか、普段の仕事に使うアイテムをすべて入れても全然余裕。シャツや下着、シェーバーなどがまだまだ入るので、これは1泊程度の出張にも使えそうです。
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子どもの運動会用に買ったショルダーバッグですが、想像以上に使い勝手が抜群。秋のレジャーはもちろん、仕事にも使えるとは思っていませんでした。普段ビジネスリュックを使っている人も、1泊出張などはわざわざスーツケースを転がさなくても、このバッグを追加するだけで十分だと思いますよ。そして何より、オンオフ使えてこの価格。ユニクロのコスパの高さを改めて感じたアイテムに出合えました。
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(取材・文/津田昌宏)
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