■やっぱり挽きたては香りがイイ!
本体下部にはガラス製容器が付いています。これを付けたまま挽いてもいいんですが、今回は容器を外して、フィルターを付けたドリッパーにダイレクトに粉を落としてみました。
用意したコーヒー豆は焙煎浅めの固いモノ。なのでかなり大きな音が出るかと思っていましたが、そこはさすが臼式。豆を切るのではなく潰すので、想像以上に静かな音です。モーター音もかなり控えめなので、これなら朝の自宅キッチンでも、そこまでうるさく感じないのでは。
ミルの回転スピードもかなり抑えられています。速く回ると摩擦熱が発生し、コーヒーの風味が飛んでしまう。電動ミルでもちゃんとしたモノほどゆっくり回るんです。それをこのサイズで実現するなんてスゴイ。
約45秒で10gの豆を挽き終わりました。しかも、挽き終わったら自動で止まります。無駄にバッテリーを消費しないので助かるぞ!
今回はあっさりめが飲みたいと思ったので、挽き目のダイヤルは「4」に。粗めなので、さすがに粒度に多少のバラつきはありますが、この粗さでこれなら問題なし。というより、お手頃価格のミルを使ってこの粗さで挽こうものなら、ものすごく大きい粒があったりするので、むしろ拍手モノです。
さっそくお湯を沸かして、淹れてみました。
う~ん、いい香り!
今回はエチオピア産のコーヒー豆を使ったんですが、穏やかな酸味はしっかり感じられ、後味にはふわっと甘みが残る。豆が持つ風味をちゃんと感じられました。やっぱりコーヒーは挽きたてを淹れるのが一番!
せっかくなので、ハムチーズのホットサンドと一緒に。ホットサンドをちょいと焦がしちゃいましたが、アウトドアで食べたらそれもまたイイ(言い訳)。
このサイズで電動、さらにコードレスで、しっかり豆を挽いてくれる。これなら、キャンプに行って、テント立てて料理してちょっと疲れちゃった時や、朝起きたてで寝ぼけ眼の時でも、挽きたて淹れたてを手軽に楽しめそうです。
もちろん、自宅で使っても問題なし。朝はおいしいコーヒーが必須だけど、朝からミルをごりごり回すのはちょっと…、という人にはピッタリなんじゃないでしょうか。置き場所も取らない点もうれしいですよね。
■容器を使えば粉の持ち歩きもできる
今回は直接ドリッパーに挽いた粉を落としましたが、下に付いているガラスの容器に粉を落とせば、朝挽いた粉を持ち歩くこともできますよ。
容器には最大でコーヒー豆40g分の粉を入れられます。
実は本体最上部が容器のフタになるんです。でも容器を持っていくと、本体の置き方に困るかも。まぁひっくり返して置けるんですが…。
コーヒーって、豆を挽きたてにしただけで、ぐんと味が変わります。香りが最も立つのは挽いた瞬間。その香りを逃さず味わうには、挽きたてが一番です。これまで、ハンドミルはちょっと面倒だなぁ、でも電動ミルは高かったり粒度がイマイチだったりするしなぁ…、そう思ってハンドドリップを挫折してしまった人にはピッタリではないでしょうか。
そしてキャンプでも手軽に挽きたて淹れたてコーヒーを楽しみたいという人にもオススメです。
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・本体重要:582g
・電源:内蔵リチウム電池(800mAh)
・容量:15g
・素材:プラスチック
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(取材・文/円道秀和<&GP>)