■見た目は変わらないが機能性はアップデート
そもそも、この「【第2世代】Soundcore Liberty Neo」、パッケージも本体デザインも第1世代とソックリ。
ですが、イヤホン本体の幅や表面の艶が少々異なります。
さらに耳の収まり具合もちょっと違う!? と思ったんですが、第2世代は付属のイヤージャケットが付いていない裸の状態で出荷されているだけでした。なお、防水は第1世代がIPX5なんですが、第2世代ではIPX7に性能アップしています。
このイヤージャケットはウィング付き3サイズ含めてXS/S/M/Lが付属。密着感を高めるために取り付けるものですが、大き過ぎる場合は付けずに使っても良いと説明書に明記されています。イヤーチップもXS/S/M/Lと、付属品の充実っぷりは相変わらず。耳のサイズは個人差があるので安心ですね。なお、イヤホン本体の重量は実測値で約5.3gでした。
付属の充電用ケースは従来通り光沢ある質感の小型ケース。再生可能時間はイヤホン本体で最大5時間に伸びていて、付属の充電ケースと合わせて最大20時間。これなら通勤や通学だけでなく、出張もカバーできるレベルです。
ボタン操作性については全く変更がなく、電源を入れるだけで自動でBluetoothのペアリングモードに入ります。イヤホン左右とも1回押しで再生/停止、また左右1秒長押しで曲戻し/曲送りに対応。2回押しは左右どちらも音声アシスタントの呼び出しです。相変わらず、イヤホンで音量操作はできず。残念。
■気になる音質をチェック!
まずは、宇多田ヒカル『あなた』から聴いてみます。歌声は少し硬さのある立ち方で、響きが付いた低音寄りのサウンド。強めの音圧感でリズムを刻みます。Bruno Marsの『24K Magic』では、ズンズンと響く重低音の空気感で思い切り暴れてくれる演出。でも正直なところ、音質は第1世代の方が良かったかも。
ワイヤレス接続の接続性については、都内を数日身につけて歩いてみたところ音切れはなく、通信はかなり安定している方でしょう。
* * *
定番ブランド、Ankerの「【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo」。付属品の充実やIPX7の防水、テストで音切れがなかった、イヤホン単独で5時間再生になっていたりと褒め所は満載。ライバルも多い価格帯ですが、悪くない選択肢ではないでしょうか。
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(取材・文/折原一也)
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