[Gear Maniax #152] デカいのが正義!明るいのが正義!を体現する超強力ライト

ぱっと見の外観は過去のKシリーズによく似ています。が、ヘッドのデカさがやばいです。ヘッド直径は126mm。ちょっと信じがたいサイズです。過去20年近く、ターボヘッドのスタンダードサイズは63mmでした。2.5インチ、SUREFIRE M4/M6などのヘッドサイズですね。その倍の大きさ。肩から下げるようなサイズのライト、あるいは巨大な電池ボックスを持つライトなど、片手でのハンドリングを前提としないライトは過去にもありましたが、片手で扱うライトでは滅多に見られないサイズです。

これに合わせるLEDはSBT-90 GEN II。LUMINUS社のLEDです。この業界ではCREEのLEDが人気ですが、実際には各社各様のLEDが出ています。LUMINUSも有名LEDメーカーの1つです。基盤サイズが大きく、放熱に余裕があることが予測されます。また、大面積のLEDながらフラットシールなLEDも特徴的。前例がない取り合わせで、どのような照射になるのか気になるところです。

まあ、予想通りというか期待通りというか(笑)。どん!と中心光があり、その周辺の光も十分に濃いものです。中心光の中心に、さらに円形の中心部があります。これは画像からは判別できません。この中心部は非常に明るく、2500m級の照射距離を実感できるものです。

1000ルーメンクラスと比較すると格段に濃い周辺光も特徴。人間、感覚が麻痺してくるものですね(笑)。1000ルーメン級を最初に見たときはとんでもなく明るく感じたものですが、やすやすと上回る明るさ。

上の照射写真のACEBEAM 「W30」は2408mの飛距離を持った上で片手で扱えるほど小型です。しかし周辺光の明るさ、中心光の周辺の明るい部分(コロナ)は、実際に遠距離で使用した場合の視認性につながります。実際に野外で使用した場合、特殊なケースを除けば今回紹介している「K75」の方が視認性が高いことを断言します。周辺光やコロナの存在は、実用上重要なポイントです。

でかいのが正義。明るいのが正義。可搬性や携帯性を重視しない場合、それは間違いなく正解です。カタログスペックが同じでも、余裕が違いますから。そんなことを実感させるライトです。(アカリセンター価格:2万8538円)

 

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(文・写真/アカリセンター

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