さてこの「SDA-SC510」は、電動オ―トホールドを採用しており、片手でのスマートな脱着が可能になっています。乗り降りするたびに行う面倒なケーブル接続や、固定作業もないのでスムーズ&スマート! もはやタイムリープしてるのかと思うほどケーブル挿して、ケーブル抜いて…を何度も何度も繰り返す面倒くささとオサラバできます。
■「ウィーン」と開くホルダーに思わず感動!
組み立てと設置は説明書を見れば5分もかからない程度。まずシガーソケットに同梱のQualcomm Quick Charge 3.0対応USBチャージャーを挿し込みます。ケーブルの先はType-Cになっており、こちらをクレードル本体にプスッと挿せばOK。
これでオンダッシュ取付の準備は完了。ウキウキ気分でスマホを置くと、カロッツェリアのロゴ下部にセンサーが反応してウィーンとロックしてくれました。思わず「おおっ!」と声が出た。
縦横斜めと固定は自在で、角度調整もかなり自由度が高い。iPhone 8以降のシリーズであれば7.5W、Pixel 3/Xperia XZ3/Galaxy S9他の新型アンドロイド系は10W、Mate 20 Pro Galaxy S10に至っては15Wというワイヤレス充電(Qi)に対応しています。
またワイヤレス充電に対応していないスマホでも、ホルダー下部の穴がかなり大きいので、USB口がふたつあるシガーソケットからライトニングケーブルを引っ張って充電することも可能です。
<ここが重要!>
そして本機がユニークなのは、ドライブ中、車のエンジンを切った後に電動オートホールドが作動せず、スマートフォンを外せなくなるトラブル対策がされている点。外し忘れ対策用として“電気二重層キャパシター”を採用し、エンジンが切られてもホルダーが作動します。小さいことですが、かなり重要な機能で、おっちょこちょいな人間としては必須だと感じています。
■アタッチメントを使ってクルマ以外にも設置してみた
さらに、アタッチメントを変えるとエアコン吹き出し口にも取り付け可能。夏場はスマホの温度も上がるため、こっちに変えておくと冷風で冷えてグッド。何より、アタッチメントから取り外すのが簡単だから、手軽に場所が変えられるのがうれしいポイントです。と、ここで気がついたことが…。
「これ、車内だけで使う必要ないんじゃね?」
はい、車載ホルダーとして使うのがスタンダードなのはわかっていますが、これだけ便利なら別の場所でも「ウィーン」を感じたい…。というわけで、ちょっと試してみました。
最初に使ったのがデスク。シガーソケットはないので、USBチャージャーを経由して設置してみたところ、メッチャ普通に使える…。なにこれ角度調整もできるし、ワイヤレス充電だし、むしろ卓上アイテムなんじゃと錯覚するレベル。まあクルマ運転時ほど電動ホルダーの恩恵を感じにくい点はありますが、ハイテク感があっていい!
続いてキッチン。今度はエアコン吹き出し口用のアタッチメントを使って設置してました。いや、これも違和感なく使えて便利だ。クックパッドレシピは見られるし、ユーチューブで料理動画を見ながらも可能。よく魚のさばき方を見ながら調理するので、釣りに行ったあとはクルマから外してキッチンに持ってこよう(笑)。
* * *
我が家のクルマをグレードアップさせるために購入した電動クレードルでしたが、思わぬ使い道も見つかって大満足でした。キッチンで使用したように、エアコン吹き出し口用のアタッチメントは、他にも汎用性がありそう。ベッド周りとかまだまだ試してみようと思います。ただ、あんまりあちこち移動させて、いざ運転のときに見つからないという本末転倒なことだけは避けたいと思います。
SDA-SC510
・本体重量:約140g
・最大出力:15w
・入力端子:USB Type-C
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(取材・文/&GP編集部 三宅隆)
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