■トライポッド一体型だから足下スッキリ
▼機能
本体は、鉄の四角い棒にトライポッドを取り付ける丸棒と火床を装着するプレートを溶接しています。華奢に見えますが、ガッチリ取り付けられているので安心して使えます。
火床はカラビナ、トライポッドはネジでしっかり本体に固定できます。このネジ、とっても武骨です。もちろん、小物を引っかけるアームも、同様のネジで固定します。万一、ネジを紛失してもホームセンターで購入できるのがうれしい!
小物用のアームは、端っこに丸棒付き。吊したものが落ちにくくなっています。これもシンプルな構造なので、溶接技術を使って、同様のアームをもうひとつ作ってもよさそう。
火床のメッシュはコシがあり、太くて重い薪を重ねてもしっかり支えてくれます。目は粗めで空気の通りは良好ですが、それでも時間がたつと灰がたまるのでケアが必要。これはメッシュ火床の宿命です。
トライポッドの耐荷重は15kg。ダッチオーブンやケトルを吊せるタフさが自慢です。トライポッドはUボルトを使って接続されています。
トライポッドだけを取り外し、ランタンスタンドとして使ってもいいですね。ハリケーンランタンで地面にギリギリ着かない高さ。小型のキャンドルランタンにちょうどいいサイズかも。
トライポッドとの一体型なので、足下が広々。トライポッドを蹴飛ばす心配もありません。
見た目は武骨ですが、作りは丁寧。安全性にも十分配慮されています。
換えのメッシュがないのは残念ですが、Fe★NEEDSに相談して、溶接による自作オプション製作なんてこともできそう。
DIY好きの創造力をかき立てる焚き火台です。
>> Fe★NEEDS
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(取材・文/大森弘恵)