■夜景だけじゃなく超解像ズームも注目!
前モデルのPixel 3ではシングルレンズだったカメラは、Pixel 4ではデュアルレンズに進化しました。2つのカメラは、16メガピクセル(画素サイズ1.0μm、F値2.4、視野52°)と12メガピクセル(画素サイズ1.4μm、F値1.7、視野77°)という組み合わせです。「広角・標準・望遠」の区分はしていませんが、16メガピクセルカメラが望遠、12メガピクセルカメラが標準という認識で差し支えないでしょう。
撮影時には、画面にズーム倍率を設定できるスライダーが表示されます。最大8倍に設定できますが、8倍で撮っても、画質はほとんど劣化せず、くっきりと鮮明な画質で撮影できました。ここには超解像のデジタル処理技術が用いられているようです。
今年はトリプルカメラを搭載する機種が続々と登場し、「超広角」がトレンドになっています。Pixel 4に超広角レンズが搭載されなかったのは残念ですが、望遠の画質は良く、積極的に活用できそうです。
Pixel 3で好評だった「夜景モード」は引き続き搭載されています。Pixel 3でも驚くほどキレイに撮れましたが、Pixel 4では、より高いコントラストでシャープな画質で撮影できます。
人物の背景をぼかして、人物を際立たせる「ポートレート」モードも健在。背景をぼかした画像と、ぼかさない画像の両方が保存され、撮影後にぼかしの度合いを調整することもできます。
なお、インカメラは8メガピクセル(画素サイズ1.22μm、F値2.0、視野90°)。広い視野角で撮れるので、グループでの自撮りにも重宝しそうです。「ポートレート」モードに設定すると、背景をぼかすこともできます。