■そもそも「Mighty」って何?
「Mighty」とは何かというと、Spotify専用のポータブルオーディオプレーヤー。画面がない一昔前のiPod shuffleと同等の位置付けです。決して高音質再生モデルでもなく、多機能でもない、昔ながらのスタンドアローンのシンプルなスタイル。
Mightyはそもそも「携帯電話の電源をオフにすることで、人生はより素晴らしくなる」という考えを持った企業家、デザイナー、エンジニアたちによって誕生したそう。つまり、スマホから解放されよう! でも音楽は人生を豊かにするから、スマホなしで音楽を聴きましょうということ。液晶モニターが付いてないのは、軽量コンパクト化の意味もあるかもしれませんが、デジタルデトックスの考えに基づいてのことなのかもしれません。
■デザインも機能もシンプルでガジェット感満載
「こんなスポーツに使えます」というようなイラストが描かれたおしゃれなボックスに、本体と充電コード、簡単スタートガイドが同梱します。簡単スタートガイドは本当に簡単でセットアップが載っているわけではないので、困ったら公式HPを確認しましょう。
4cm弱のボディに、本体前面に再生関係のフィジィカルボタンとお知らせ用のLEDライト、天面に充電兼優先ヘッドホン用のピンジャック、背面に衣類などに装着するためのクリップが付いているだけのシンプルデザイン。小さくてなくしそうなので、目立つGully Blue(青)/を選びましたが、この他、Zazzy Black(黒)とMooshu Red(赤)が用意されています。
【SPEC DATA】
・8GBで、約1000曲収納可能
・1回の充電で約5時間再生可能
・-17〜35℃の環境で使用可能
・Bluetooth対応。同期の際にWi-Fi使用
・対応可能機器:Bluetooth及び有線ヘッドホン、スピーカー
・アプリ:iOS 9以上、Android 6.0 (Marshmellow)以上
・サイズ:W3.8×H3.8cm×D1.8cm
・重量:20g
どことなく見覚えのあるインターフェイスで、真ん中の再生ボタンを押せば、電源のオンオフと再生、上下ボタンが音量調節、左右が早送り、早戻し 、右上の小さいボタンがプレイリスト選択(プレイリストは音声が読み上げ)とシンプルで迷うことはありません。
スクリーンがないため、落として画面が割れることがないというメリットがある反面、何曲目かとか、曲名が何かとか分からないので、その時に聴きたい曲を選ぶには、ボタンを駆使する必要があります。
またプレイリストの読み上げには、もう少し改善の余地がありそうです。
本体は握れるほどのサイズで、重さは20gと軽く、持っていることをほぼ感じないほど。背面にはクリップが付いていて、ポケットなどに装着可能。
元々の想定使用目的にあるように、特定のスポーツやワークアウトをする際にはぴったりです。
■簡単なMightyのセットアップ方法
Mightyのセットアップ方法は、Wi-FiとBluetooth接続が必要ですが、これまでiPodを使ったことがある人なら簡単です。再生にはSpotifyの有料会員であることが条件です。
1.本体を充電
2.Mightyアプリをダウンロード
3.アプリを立ち上げ、Mighty本体を接続
4.Spotifyの中から同期したいプレイリストを選択し、同期
5.Bluetooth接続する機器を登録する
接続は以上なので迷うことはありませんが、アプリに「LEDが白く点滅」と書いてあるものの、白く光らなかったので若干戸惑いました(光らないものとして進めました)。
プレイリストの同期ですが、Spotifyの「My Library」にプレイリスト、アーティスト、アルバムがありますが、プレイリストにしか対応していません。なので、アルバムごとやアーティストごとに聴く場合は、それぞれでプレイリストを作らなければなりません。