■極小のオーディオセットを組んでアウトドアで楽しむ
「世界初! スマホから解放された ストリーミング音楽であなたと音楽を もっと自由に!」というキャッチコピーが掲げられていますが、そんなにスマホから解放されたいかというと、仕事柄という面もありますが個人的にはあまりありません。
スポーツでの使用を考えたのですが、たまにするランニングではログを取るためスマホが必要ですし、ボルダリングはイヤホンを装着してできません。なのでワイヤレスイヤホンと繋いで通勤時に使用しましたが、品川や渋谷など人の多いエリアではかなり音切れし、ストレスがたまりました。でも東京から電車で1時間半離れている、自宅近くでは問題なく接続。
ということで人混みを避け、小型のBluetoothスピーカーと組み合わせ、ちょっとしたアウトドアに持ち出しました。頑丈、軽量、そして防滴仕様、しかもデジタルデトックスするには野外がぴったり。
今回はテーブルとイスをアウトドアに持ち出して、読書をした際に使用。Mightyと、モノラルながら大福くらいの大きさのワイヤレススピーカーとを接続したのですが、これは意外と良かったです。モノラルスピーカーだったので音質はさておき、音楽を聴くというよりもBGMとして流していただけなので、聴きたい曲を選ぶこともなく重宝。読書する際は結局スマホを見ないし、音楽を流してもスマホのバッテリーを消費しないし、オフラインなのでデータ通信料もかかりません。
今回は読書をした時に使いましたが、両方持っていってもポケットに入るからかさばらないので、ソロキャンプにもいいかもしれません。
再生時間も連続約5時間なので、チェアリングくらいなら十分。キャンプで使うならモバイルバッテリーを持っていけば、そのまま充電できます(スマホで再生して、スマホを充電すればいいという考えもありますが…)。
* * *
<メリット>
・本体は液晶画面がないため、落としても割れることがありません。
・頑丈で汗や泥にも強い防滴仕様なのでアウトドアにも持ち出せる。
・小さくて軽量なので、スポーツ時に付けれられる。
・オフライン再生なのでデータ通信料がかからない。
・スマホの充電が減らない。
・優先ヘッドホンに対応している。
<デメリット>
・聴くために、Spotifyと同期する必要がある。
・液晶画面がないため操作はしにくい。
・選曲がしにくい。
・Bluetoothが切れやすい!?(使った実感として)
・音楽を聴くために工程がひと手間かかる。
結果、使ってみて分かったのは、スポーツをしながら、仕事をしながら、本を読みながら…など、音楽を流しておく“ながら”聴きにはぴったり。何かに集中する時にベストな相棒なのかもしれません。
個人的には、もともとスマホとポーターブルオーディオプレーヤーの2台持ち派だったので問題ありませんが、ポータブルオーディオプレーヤーに触れていない世代やスマホを手放せない人には、なかなか受け入れられないかもしれません。
>>Mighty
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