■折り畳めるからこそ使いみちが広がる
近所のスーパーに行く際に持っていく。それがこのバッグ本来の使い方なのかもしれません。でも「ボート・アンド・トート・バッグ」と違い、同じようなカタチながらも“折り畳める”ところが最大のポイントのような気が。そこで、折り畳んだらどの程度のサイズ感になるか試してみました。試してみたのは、使い古した長年の相棒、グレゴリー「テールメイトS」。
おぉ! ちゃんと入れられました。他の荷物は入れられそうにありませんが(笑)。
それによく考えるとこのサイズ、3辺の合計が115cm以内(かつW55×H40×D25cm以内)なので、機内持ち込み可です。なので例えば旅行時に、行きは折り畳んでスーツケースに入れておき、買い込んだお土産がある帰りは機内持ち込み用バッグにする、なんてこともできますね。これも折り畳めるからこそ!
そして本来の目的(?)であろう買い物時にも使ってみました。このバッグが役立つのは、おそらく重いものやかさばるものがある時のはず。なので、米5kgとティッシュ5箱、そしてネギを購入。
余裕で入ります。持ち手はさほど長くありませんが、肩掛けは可能。持ち手が長いと、重さがズシリと肩にくるので、肩周りにくっつくこの長さがちょうどいいかもしれません。
日産「ノート」のトランクに置くとこのぐらい。横向きに置いていますが、縦にも置けます。なんか飛び出したネギがしっくりくるなぁ…。
L.L.Beanの代名詞「ボート・アンド・トート・バッグ」が誕生したのは1944年。以来、大きく変えることなく作り続けられてきた伝統のカタチを、そのまま継承した「グローサリー・トート」。シンプルさ、頑丈さ、絶妙な縦横比など、世界中の人々に長年愛されている理由がそこにあり、それを落とし込んだ“L.L.Beanらしいマイバッグ”がこの「グローサリー・トート」ということなのかもしれません。
ここがイイんだ!とズバリ言えるわけではないのですが、でも“なんかイイ”がたくさん詰まったこのトートバッグ。これからも近所のスーパーや公園、撮影時、もしかすると通勤時にも活躍してくれそうな気がします。インスタで話題になるのも、多くの人が“なんかイイ”と感じたからなのかもしれません。
>> L.L.Bean
グローサリー・トート
・素材:綿
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(取材・文/円道秀和<&GP>)