■ジャケットと変わらぬぜいたく素材
ランプルの最大の特徴は、アウトドアウエアや寝袋で使われる生地をぜいたくに使用しているということ。
30デニールのリップストップポリエステルを用い、表面に耐久性撥水加工を施しています。薄いけれども引き裂きに強いのが安心だし、さらに汚れや濡れに強い! ただし、火の粉など熱には弱いので、焚き火まわりでは注意が必要です。中綿は化繊で、洗濯機も乾燥機も使用OK。いつでもどこでも持って行けて、自宅で洗えるのは大歓迎。
エコフレンドリーにも余念がなく、定番のブランケットにはリサイクル資源を100%使用しています。ブランケット1枚には、少なくとも60個の廃棄されたプラスチックボトルが高品質のポリエステル糸に再生されているそう。
実際にくるまってみて感じたのは、夏用寝袋と似た感じの保温力。寒さの感じ方は人それぞれですが、夏ならこれ1枚でいいし、無積雪の冬キャンプなら5〜10℃程度の寝袋と組み合わせて暖かく過ごせそうです。
■細部までこだわりがギッチリ
高機能素材を使うだけで高機能なブランケットは作れますが、ランプルのブランケットはそれだけではありません。旅人のアイデアから生まれた作り込みが見事です。
小型のバックルが付いていて、肩からブランケットをかけたときにちょうど首もとで固定されるんです。これならブランケットにくるまったまま移動するようなときでも、両手がフリー。片手にシェラカップ、反対の手にウイスキーのボトルを持ってうろうろできますよ。
四隅にもループが備えてあります。洗濯したあとにフックに吊して乾燥させるなんてときに重宝します。芝生に敷くようなときはここにペグを通して風に飛ばされないよう固定してもいいですね。
収納袋には、カラビナが付いています。このカラビナを使ってブランケットを吊るすにしても、収納袋をなくさないようどこかに引っかけておくのにも都合良し。
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タフで軽くて暖かい。「オリジナルパフィーブランケット」は、旅好き、キャンプ好きにうれしい仕様が詰まっていました。肌触りも良好です。火には弱いですが、同等サイズのウールブランケットよりも暖かく、安価であることも人気の理由だとわかりました。夏用寝袋代わりになるし、ついつい手が伸びるブランケットです。
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(取材・文/大森弘恵)