■セット内容
カンティーン クッキングセットを細かく見ていきましょう。
左からカンティーン(1150ml)、ふたとカップ(740ml)、ボトル ストーブ、収納袋。袋以外はすべてステンレススチールでできています。
これらはすべてスタッキングして収納袋にまとめられます。収納袋といっても上からすっぽりふたを被せるのではなくウェビングで固定するため、行動中でもすばやく水をくんだり飲めたりできるもの。軍用品のボトルではポピュラーな仕様です。両サイドには小さな上ぶた付きポケットが付いていて、浄水タブレットやファイヤースターターなんかを収納しておくのに便利です。
▼カンティーン
ステンレスの水筒です。昔ながらの軍用水筒に似ていますが、デイブならではの改良点が見られます。
容量は39oz、1150ml、1.22qt。カタログに表示されているのはふたまでいっぱいに水を入れた場合の容量なので、確実に1Lの水を入れて持ち運べるようゆとりを持たせた設計です。食事に必要な湯の量を計算してみましょう。コーヒーやインスタントスープが150〜200ml、 スープやカップ麺が300〜400ml、無洗米1合の炊飯は210〜220ml。ソロキャンプなら、ごはんとスープを作って、食後にコーヒーをいれても余裕あり。
表面には段差があります。これのおかげで、重ねたときにわずかですがカップとの間に隙間が生まれます。ステンレス製なのでそうそう壊れることはないでしょうが、衝撃を受けづらく、よりダメージを受けにくいと思われます。
水筒の上から見ると、片面はふっくら、反対側は内側にくぼんだ空豆のような形です。軍用水筒でおなじみのシルエットは、実際に持ってみるとわかりますが、両側がふっくら丸いボトルよりも持ちやすいことに気づきます。
注ぎ口は約5cmと広口で、水をくみやすく内側を確認しやすい! 水筒の段差部分は汚れがたまりやすいのですが、ハンドル付きのスポンジで洗いやすいのはありがたいですね。
日本製の水筒では、温度変化による開閉しづらさを解消する工夫や、音がならない工夫が施されていますが、このキャップはとってもシンプル。
内側にはシリコンが付いていますが、開閉時にキュッと音がします。また、チェーンが付いているわけでもないので、ふたをなくさないよう注意が必要です。 ちなみに、キャップ単体で販売されているので、紛失したとしても嘆く必要はありません。
▼カップ
直接火にかけて、湯を沸かせます。水を沸騰させて殺菌できるほか、簡単な調理もできます。
折りたたみ式の長いハンドルが印象的なカップです。ちなみに、カップとカンティーンの底裏には Designed in USA と記されています。
ハンドルの端が地面に届くので、地面に置いても、焚き火の中に突っ込んでも思いのほか安定感がありました。
ハンドルにはスリットが空いていて、カトラリーなどを差し込んで操作できます。
灰が入らないよう、ふたをかぶせられます。穴があいていてパスタの湯切りにも使えなくはありませんが、穴の数が少ないので時間がかかります。もう少しサッと湯を切れるといいのですが、穴が多いとその分、沸騰までの時間が増えそう。