■2画面の使い方は自由自在
LG G8X ThinQは、本体とLGデュアルスクリーンのどちらにも約6.4インチ(2340×1080ドット)の有機ELディスプレイが搭載されています。USB接続でドッキングし、2画面が並ぶように装着できます。ヒンジは360度回転するので、画面を内側にして折りたたむことも、外側にして折りたたむこともできます。任意の角度で固定もできるので、画面が見えやすいように立てることも可能です。
さて、2画面をどう生かせるのか? 最も用途が広いのは、それぞれの画面で異なるアプリを使うこと。たとえば、一方の画面で動画を見ながら、別の画面でウェブを検索したり、Twitterをチェックしたり。メッセージを確認しつつ、地図を開いてみたり。英文のウェブページを読んでいる時に、わからない言葉を辞書アプリで調べるといったこともできます。
ブラウザを開いて、2つの画面に異なるWebページを表示し、比べることができます。さらに「ワイドモード」に切り替えると、2画面を連結させた大画面表示になります。ただし、2画面の境目は黒帯で分断されるので、やや視認性には影響があります。横向きにして見るのが望ましいでしょう。電子書籍との相性もよく、プリセットされている「eBookJapan」の電子書籍・コミックもワイドモードで表示して楽しめます。
アプリによっては、2画面を効率よく使える仕様も組み込まれています。たとえば、「Chrome」とは別に「Whale」というブラウザアプリがプリインストールされていますが、これを使った場合、Web上のリンクをタップすると、片方の画面にリンク先のWebページが表示されます。「ギャラリー」で写真を見る場合は、サムネイル表示から選択した画像を、片方の画面に大きく表示できます。カメラで撮影した写真は、すぐに片方の画面で確認でき、その写真を素早く共有したり、次の写真を撮影したりできます。
ゲームを楽しむ場合は、片方の画面に専用のゲームパッドを表示できます。CPUにSnapdoragon 855を搭載し、RAM(メモリ)は6GB、電池は4000mAhというパワフルな仕様なので、ゲームを存分に楽しみたい人も検討の価値があるでしょう。「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」など位置情報ゲームを楽しんでいる人は、1つの画面でゲームをプレイしつつ、もう一方の画面で他のアプリを使ったり、同時に2つのゲームをプレイするといったこともできるわけです。