【パリ→フィレンツェ】AF1666
パリのシャルル・ド・ゴール発は15:30、フィレンツェ到着予定は17:15。
ちょうどティータイムの時間に当たりますから、機内サービスはドリンクとスナック程度が定番です。しかも、例によってエコノミークラスですからね。
○ハイネッケンビール
○チョコブラウニー
短距離便なのでアルコールのサービスはないと思っていましたが、ビールを頼んでいる人がいたので、私も「ビア、シルブプレ♪」
おお、ちゃんと出てきました!
エールフランス機なのに、なぜオランダのハイネッケン?
よくよく考えると、エールフランスはオランダのKLMと共同経営会社(Air France-KLM)となっていましたね。ハイネッケンといえばオランダの、いえ、世界トップ3に入るシェアを持つビール会社ですから、機内サービスで登場するのも当然です。
ビールとの組み合わせにチョコブラウニーは微妙ですが、ブラウニーだけにフォーカスすると、実に美味で感動しました。
しっとりとした質感で、チョコ感たっぷり。甘さもかなり強めで、日本人にはちょっとヘビーかもしれませんが、チョコ好き、甘いもの好きにはズーンと心に響くおいしさ。
よしよし、フィレンツェからパリに戻る際の便では、勇気を出して2個もらおう!と意気込んでいたのですが、この私のささやかな目論見はかなえられなかったのです。
【フィレンツェ→パリ】AF1667
フィレンツェ発は18:05、パリ到着予定は19:55。
6月の夏至の頃だったので、昼のように明るいフィレンツェを飛び立ちました。さて、いよいよ機内サービスの時間です。私の目的はもちろんチョコブラウニー♪
○サンドイッチ
○ロゼワイン
なんということでしょう!
19時ちょっと前という時間のせいか、「サンドイッチはどちらがいいですか?」とCAさん。
スイーツやスナックではなく、軽食なんですね。サンドイッチはツナかチーズが選べると言われ、チーズをチョイス。
欧州のサンドイッチは、日本のような食パンで作るサンドイッチではなく、フランスパンやライ麦パンなどに具材を挟みます。CAさんから渡されたのも、小ぶりのフランスパンのサンドイッチでした。
チョコブラウニーじゃなくてガッカリですが、その代わりに嬉しいこともありました。
ロゼワインがあったのです! フランス産で、ラングドック地方の2014年物。それをミニサイズとはいえ、ボトル1本丸ごといただけたのですから。
美しいロゼ色のワインは、果実味がチャーミングで、ふわりと軽やか。フランスパンのチーズサンドイッチにはよく合いました。
日が長い季節だったので、空はまだ青く、眼下には、おそらくはスイスとの国境付近の山々と雲海が広がっていました。
この美しい眺めを楽しみながらフランス産のロゼワインをいただくシアワセに、チョコブラウニーへの未練はすっかりどこかに行ってしまいました(笑)
エールフランスの短距離便の機内サービスは、時間帯や行き先などによって内容が変わると聞きました。パリから南に向かう短距離便は、このフィレンツェに近い内容のようです。
いつでもチョコブラウニーに出合えるとは限らないことは残念ですが、おそらくどの時間帯でもアルコールが飲めそうなのは、嬉しいかも?(笑)
ワインがいつでも飲めるか? については不確かですが、サンドイッチ類がサービスされる軽食タイムには、ワインが用意される確率が高そうです。
欧州に行く際に経由便を使うなら、ワイン好きであれば、エールフランスは忘れてはいけないキャリアです。
(取材・文/綿引まゆみ)
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