■お気に入りの食パン専門店の食パンで試してみた
せっかく試すならスーパーのものでなく、こだわりの食パンで試そうと、今回は南青山に本店を構える「VIKING BAKERY F」の食パンを購入しました。カナダ産一等粉と熊本県産石臼挽き粉を使って焼いた同店の一番人気「Plain(プレーン)」は、外はさっくり、中はもっちりしているのが特徴です。
普段は買った日に生で1枚食べ、残りは4〜5枚切りぐらいの厚めにカットし冷凍。後日トーストして食べています。今回もいつもと同じように冷凍しました。
■冷凍食パンの仕上がりはいかほど?
まずは「ヘルシオ グリエ AX-GR1」の使い方を。
本体はヘルシオらしいレッド系とブラック系の2色展開で、サイズは幅412×高さ227×奥行306mm。食パンを2枚同時に焼けるサイズなので、普段使いはしやすそう。
一般的なトースターは上下のヒーターの熱で食材を焼きますが、ヘルシオ グリエは100℃以上に加熱した水蒸気である「過熱水蒸気」で焼き上げる仕様となっています。
過熱水蒸気を作るための水タンクは約40mlで、使うたびに水を補充するのを忘れないようにしなければなりません。
網の中央に冷凍食パンを置いてフタを閉めたら、「弱」で6分加熱しました。約2cmの厚さの食パンなら5〜6分とのことなので、2.5cmほどにカットした厚めの食パンならこんなものでしょう。
ヘルシオ グリエが過熱水蒸気を使うのがよくわかるのが、加熱し始めて最初の1〜2分。庫内に水蒸気が発生し、ガラスに水滴が付きます。
一度焼き上がった食パンを触ってみると、やはり厚みがあったせいか、表面が少し冷たいままでした。そこで、さらに2分間加熱しました。
完成した食パンを見てみると、たしかにふわふわに仕上がっており、買った日に食べたときよりも水分量が増えているような印象も受けます。それでいて、電子レンジで温めたときのようなべちゃっとさはないので、まさに焼きたての食パン! ただし1点、表面が少し乾燥してしまっていたことが気になりました。2分追加で加熱したのが仇になったのかもしれません。