マルチに使えて高コスパ!激売れ中のユニフレーム「フィールドラック ブラック」【アウトドア銘品図鑑】

■アレンジしやすいメッシュの天板

<天板>

メッシュ1コマは3.5×4cm(実測)。どの程度のものであれば問題なく載せられるのでしょうか?

シェラカップは安定感がありますが、カトラリーはちょっと斜めに立てると落ちてしまいます。でも、水が溜まらないので食器類の乾燥にはメッシュ天板は正義。食器棚代わりに使うなら、不織布を敷くなど工夫が必要です。

ちょっと贅沢な使い方ですが、通気性がいいので薪スタンドとしても優秀。木炭や拾ってきた薪を並べておくと湿気の影響を受けにくく、焚き火やバーベキューをスムーズに進行できますね。

スチールにカオチンメッキを施しているので熱に強い! シングルバーナーは脚が落ちないモノを選ぶ必要がありますが、この上で調理をしてもいいですし、熱い鍋をそのまま置けるのも重宝します。

 

■来期も勢いが止まらない?

<オプション>

フィールドラックにはオプションとして木製天板とステンレス天板、収納袋、コンプレッションベルトが用意されていますが、先日行われた2020年発売予定の新製品展示会では、さらに進化したアイテムが登場。

従来から天板は用意されていますが、ステンレス製の天板は生産終了。2020年版は両脇にシェラカップなどを引っかけられるワイヤーを装備したステンレス天板に生まれ変わります。この引っかけ用ワイヤーは、不要なら内側に引っ込められるのが秀逸。

同時にメッシュのボックスも発表。全面細かなメッシュなので、根菜類の保管、食器の乾燥などにいい感じです。メッシュボックスのスリーブにフィールドラックの脚を差し込むので、ズレにくいのもいい。

*  *  *

20年の時を経て、大ヒットした「フィールドラック」。ユニフレームは前身が「新越金網」ということからわかるとおり、メッシュ製品に定評があります。「フィールドラック」も華奢に見えても耐久性抜群。オークションサイトではまれにテントサイトシステムセットやクーラーBOXスタンドが出品されており、いずれも使用感があるものの今も問題なく使えるものばかり。

キャンプ用品は製品サイクルが短いものが多いのですが、スタイルを変えないことで時代が追いつくこともある。そう教えてくれる良品です。

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(取材・文/大森弘恵)

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