BMWで最も小さなモデルといえば「1シリーズ」。リアゲートを備えた2ボックススタイルで、スポーティな走りを身上としてきました。
ボディはフォルクスワーゲン「ゴルフ」に近い大きさですが、これまで両車の間にはハッキリとした違いがありました。いうまでもなく1シリーズは、このクラスでは珍しいエンジン縦置きの後輪駆動(FR)レイアウトを採っていたのです。
さすがはプレミアムブランド!…といいたいところですが、2019年に発表された3代目の1シリーズから、ついに一般的なFFレイアウトこと、エンジン横置きの前輪駆動に変更されてしまいました。わざわざ「しまいました」と書いたのは、希少なFRコンパクトに大いなる価値を見出してきたBMWファンの皆さまの心情を忖度して、です。
【次ページ】昨今の自動車事情を見わたすとFF化もやむなし!?▶
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