かつては暗い、電池消耗が激しいと言われた電池式ランタンも、今では手のひらサイズでも大光量で、1~2泊のキャンプなら十分持つLEDランタンに変貌。やけどの心配がないのでファミリーキャンプを中心に人気上昇中です。しかもスマホを充電できるモバイルバッテリー機能も珍しくはなく、今なお進化しているのはご存じの通り。
そんなキャンプのランタン事情ですが、数年前より注目されているのが灯油を燃料とする非加圧式のランタン、通称“ストームランタン”です。
嵐が来ても消えないのが名前の由来で、またの名を“ハリケーンランタン”といい、アメリカで1800年代半ばに誕生したと言われています。150年以上たった今でも当時と変わらぬ構造を採用しており、年々進化を続けるLEDランタンとは対照的な存在。長い間、「ランタン=明るいほど正義」という図式がまかり通っていて日の目を見なかったこのランタンが、なぜ今、注目されているのでしょう?
元祖に比べて40年ほど後発ですが、ドイツ生まれのフュアーハンド「ベイビースペシャル276」(ジンク3600円/税別)で検証してみました。