■麺はよいよい、でもスープは…
今回あえて選抜したイチオシ袋麺「サッポロ一番しょうゆ味」の袋には、水の量500mlと書かれてあります。そこで、きちんと500ml計量してラージメスティンに入れてみると、リベットよりも少し下といったところ。これさえ覚えておけば、次からはいちいち計らなくてもOKですね。
お湯が沸いたところで、麺投入。バリバリで崩れた部分ももちろん余すことなく入れました。
最後に、小袋のスパイスをふりかけて完成!
うむ、バッチリ! 容量はまだ余裕があるから、一緒にもやしとか投入してもあふれることはなさそうです。ただしこの“ラージメスティンラーメン”にはひとつ注意点が。
できたてだとスープ飲むのが大変なんです。おそらく持ち手と逆側の角から飲むのがベストなんですが、ラージメスティン自体が熱くなっているため、おそるおそる口をつけても唇が熱い! ちょっと時間が経つと熱さは気にならなくなるものの、スープも少々冷めてしまいます。口をギリギリまで近づけて思いっきりすすってなんとか飲めましたが、これは誤算でした…。
ちなみに持ち手と本体のバランスから、かなり重くなります。食べる時は落とさないようご注意ください。
そうそう、山ラーメンで定番の「マルタイ棒ラーメン」も、ラージメスティンなら余裕で入ります(ちなみにメスティンは入らない)。しかも、なんと4袋も入る! 1袋2人前なので、計8人前ですね。もちろん作る時も折らずにOKなところがうれしいところですね。
* * *
メスティンは、ご飯が炊きやすい、軽い、フライパンや鍋としても使えるなどさまざまな利点があります。フタはお皿としても使えたりします。また四角い形状なので、行き帰りには何かを入れておくケースとしても使えるなど、とても汎用性が高い。そのため、少しでも荷物を小さくしたいソロキャンパーや登山者には人気なんです。ちなみにラージメスティンは最大で3.5合までご飯を炊けるので、ファミリーキャンプの炊飯用として使うというのもアリですよ。
また、メスティンを作るトランギアは、アルコールバーナーでも有名なメーカーです。アルコールバーナーならシングルバーナーよりコンパクトなので、おそらく袋麺と一緒に入れても余裕なはず。ぜひお試しを。
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(取材・文/円道秀和<&GP>)