【ボルボ新XC60 T6試乗】ツインチャージャーで燃費も走りもいいとこ取り!

今回は、新世代エンジンの出来栄えに感心しながらの東京-新潟往復ドライブとなりましたが、個人的に、よりビックリしたのが、前走車との距離を保ちつつ追従する“ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)”の洗練ぶり。簡単な操作で車間距離を設定でき、前走車のブレーキに合わせて減速するのはもちろんのこと、隣の車線から割り込まれた時にも、絶妙のタイミングでやんわりとブレーキをかけてくれる。

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以前のように「ホントに大丈夫? 頼っていいの!?」と不安に感じたり、怖い思いをしたりする場面は皆無でした。う〜ん、素晴らしい!

ACCを作動させつつ走りながら、ちょっと思ったのでした。エンジンは、今も昔も変わらぬ最重要部品ではありますが、本質的なところでユーザーにアピールする存在でなくなりつつあるのかもしれない、と。実用車の心臓として、存在を意識させないで済めばそれに越したことはない。21世紀の主役は、火花を飛ばすエンジンではなく、安全や快適に資する電子デバイスの数々…。

…ACCに頼ってドライブしていると、どうも余計なことを考え過ぎるようです。XC6 T6 AWD Rデザインでの東京−新潟日帰りドライブは、クルマのスポーティなルックスとは裏腹に、安心感高く、ゆったりした気持ちで走破することができました。

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<SPECIFICATIONS>
☆XC60 T6 AWD Rデザイン
ボディサイズ:L4645×W1890×H1715mm
車重:1880kg
駆動方式:4WD
エンジン:1968cc 直列4気筒 DOHC スーパーチャージャー&ターボ
トランスミッション:8AT
エンジン最高出力:306馬力/5700回転
エンジン最大トルク:40.8kg-m/2100〜4500回転
価格:719万円

(文&写真/ダン・アオキ)

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