■アウトドア用の時計を選ぶ条件とマッドマスターの使用感
ここ数年、アウトドアに行くときに着けているのは“陸G”といわれるG-SHOCKの「マッドマスター」です。なぜ数ある時計の中から、またバリエーション豊富なG-SHOCKの中から「マッドマスター」を選んだのか、といえば当たり前といえば当たり前なのですが本格的な機能が備わっているから。
私は、学生時代からさまざまなアクティビティを年中行っていますが、その経験を通して、必要だと思っていた機能は「耐衝撃」「防塵」「防泥」「防水」「温度計・気圧計」「ソーラー充電」「正確な時間表示」です。
1.薪割り時の振動でも問題ではない「耐衝撃性」
着用している時計に強い衝撃を与えたくはありませんが、アクティビティをしていると偶発的に衝撃を受けることも多々あります。それゆえ頑丈というのはアウトドアで最も必要な要素かと思います。
例えば、キャンプで焚き火をする際、時計をつけたまま薪割りをしますが、割っている時の振動によって時計の表示がブレたり、狂ったりということはありません。また万が一、薪の破片が飛んできて当たっても壊れないという安心感もありがたいです! バックカントリースキーで、転んで強く打っても何の問題もありませんでした。
また、このゴツさの割にフィット感がすごく良好で、軽いのもうれしいポイントです。
2.ホコリも木屑もへっちゃらな「防塵性」
キャンプや登山では、砂や木の切りくず等を気にしなくていいのは安心です。キャンプ中はよくノコギリで薪を切断します。その際に細かい木くずが降りかかることがあるのですが、もちろんへっちゃらです!
3.泥が被っても気にせず使える「防泥構造」
雨天時もキャンプや登山をするので、防水性能はもちろん泥に強いのも魅力です。雨天時のキャンプでも薪集めや設営で、濡れながら、泥んこになって設営をすることもあります。登山で岩場を登るときなど、泥をかぶることもあります。そんな時に時計のことを気にしてられません。
防泥構造のマッドマスターなら泥がついてもボタンが動かなくなるなんてこともないですし、そんな余計な心配は無用。アウトドアで時計のことを気にしなくていいストレスから解放されます。実際に汚れても、さっと拭き取ればすぐにきれいになるのもうれしいポイントです。
4.アウトドアウォッチのマストな機能「防水性」
潜らない限り、数100メートル防水も要りませんが、防水性はアウトドアに限らず、絶対必要な機能です。
バックカントリースキーでは雪の上ですから100%濡れます。キャンプで川の水を汲むときや、SUPやカヌーなどのアクティビティをする場合も安心。文字盤が大きく、水中での視認性も抜群です。シュノーケリングなどの時にも重宝しそう。
5.登山時のルート確認にも重宝する「トリプルセンサー」
キャンプでは温度計くらいしか使いませんが、山を登る際は、高度、方位はとても重要な指針です。
実際に地図とこの時計さえあれば、ある程度の位置の把握は可能です。実際にバックカントリースキー中、ホワイトアウト(吹雪で視界が真っ白になり、数メートル先も見えなくなるような状態)になり、位置を把握するのに、高度、方位計、地図を駆使して、少しずつ進んだことがあります。自身の進むべき方位を固定する機能もありますので、登山時のルート確認に役立ちます。
6.いざという時でも電池の切れを心配することがない「タフソーラー」
私は以前、海外のアウトドア用時計を着けていたのですが、電池を入れ替えるのが面倒でした。登山やバックカントリースキー中で、いざという時に電池切れてしまっては困ると思いタフソーラー(ソーラー充電)にはこだわりました。
太陽光はもちろん、蛍光灯などの光も動力に変換できるから、アウトドアに限らず、緊急時、災害時でも安心です。
7.いつどこにいても正確な時間が分かる「電波受信」
時計として最も大事な要素、そうです、時間が正確にわかること。
電波受信であれば、いつでもどこにいても正確な時間がわかるので安心です。今、一般的に最も正確な時刻を教えてくれるのはスマートフォンかと思います。私はよくスマートフォンの時間とマッドマスターの時間を比較するのですが、当然のことながら、同じ時刻を刻んでいます。
■G-SHOCKの中でマッドマスターを選んだ理由
時計店の知人が、特殊部隊の知り合いにどんな時計を着けるか聞いたら、「それはG-SHOCKだと。過酷な状況下でもっとも信頼できる」と言っていたと教えてくれました。
それを聞いて、その時計店の知人はG-SHOCKを仕入れることにしたそうです。時計店も特殊部隊隊員も認めるG-SHOCK。
もちろんファッション性も高く、アウトドアでG-SHOCKを着けている人は多いのですが、前述のように私が行うアクティビティに必要な機能を満たして、信頼できる計器としての腕時計がマッドマスターだったのです。もちろん陸の極地での使用を想定して作られた時計ですから、タフで機能が充実しているのは当然なんですが…。
アウトドアに適した時計は数多くあるので悩むと思います。
そんなときは、自分がどんなアクティビティを行い、数ある機能の中で必要な機能の優先順位をつけ、そして最後はその時計をビジュアルも含め、好きになれるかどうかではないでしょうか。
もちろん信頼できるというのが大前提です!
>> 連載 [不自由を自由にする野営スタイル]
(文・写真/RYU)
「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」
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