■試しにペグを作ってみた
クラフトは得意ではないので難しいことはできませんが、直径約2.5cmの枝を拾ってきて、ペグを作ってみました。
フィールドノコギリで適当な長さに切ってみます。これくらいの枝なら軽い力で切断できます。
軽く面取りをしてしまったあとですが、切断面はきれい。
次はブッシュクラフトナイフで地面に刺さりやすいよう角度をつけ、ロープがズレないくぼみを削ります。
ブッシュクラフトナイフの先端を枝の両側からねじ込み、穴を空けます。
スライド式のナイフなのでガンガン突き刺す作業は不安ですが、こじ開ける作業は問題ありませんでした。
フィールドナイフでロープを切り、穴に通します。かなり粗いですが、ペグっぽいものを作れました。BBQ用の串、スプーンやはしなど、焚き火を前にちょっと必要なものを作るのには十分な切れ味です。
硬い木を削る、バトニングなど、刃に大きな負荷がかかる作業は不安ですが、剪定(せんてい)したての枝や竹など、キャンプ場で手に入りやすいやわらかい素材なら無理なく作業できるでしょう。
使い慣れたカッターナイフに似ているので手に取りやすいですし、何よりもキャンプ仲間に「カッターナイフかと思ったらノコギリだった!」的な驚きを与える楽しみも見逃せません。2月27日発売です。
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(取材・文/大森弘恵)