■快適な走りを実現する面倒くさくないディテール
今回、一番の感動ポイントは、このフロントのストラップ。素早く調整・連結できる“スタームストラップ”という革新的な構造は、伸縮性のあるコードを使うことで激しい運動でもラクに呼吸ができました。フィット感も損なわず、呼吸もラクチンというのは、ありそうでなかったアイデアで目から鱗でした。
バッグ全体は体に沿うように作られているため、走行中もずれてストレスになることはありませんでした。また、身体の当たる部分の3Dエアメッシュは通気性が高く、背中だけ蒸れて不快になることもない。これからの季節はとくに、期待の大きい機能です。
そして背負ったら、まず腰のベルトでフィット感を調整。これで全体の安定感が増します。片手で簡単に締めたり緩めたりできるのはありがたい。限界までタイトにしたのですが、個人的にはさらにもう少しフィット感が高められるとうれしいかなという気も。
■走った後の生活を考えた時にちょうどいいサイズ
実際に入れた荷物は結構あります。
見た目よりも収納力は高く、まだまだ入る余裕がありました。これだけの物が入れば、カフェで仕事もできるし走った後もいろいろとできそう。
軽量さを考えてこの日はストレッチデニムにロンT、ウインドブレーカーに替えのソックスと軽めのカジュアルウェアを。背中のパッドは体に馴染む適度な硬さしかないので、iPadなどのガジェット類はケースに入れるのがおすすめかも。
ショルダーハーネスのポケット類は伸縮性のある素材でできているため、走行時の取り出しも簡単。中で小物が暴れることもなく、全くストレスになりませんでした。