■「低温調理」モードで一定の温度をキープ
レコルトの「コンパクトライスクッカー」は、その名の通り小ぶりな炊飯器。0.5〜2.5号炊きとなっており、ひとり暮らしやサブの炊飯器として使えます。
さらに、この炊飯器には「白米モード」に加えて6つの調理メニューがあり、そのなかのひとつに「低温調理」があるんです。低温調理モードを使えば。65℃の低温でじっくり加熱して旨味を閉じ込めながら加熱できます。
これまでも普通の炊飯器を使って低温調理をしたことはありますが、きちんと一定の低温で調理するためのモードがなく…。その点を解消した「コンパクトライスクッカー」は、とても便利です。
■下味をつけたらあとは待つだけで完成
今回は付属のレシピブックに出ていた「ローストビーフ」「鶏ハム」、さらにオリジナルで作った「自家製ツナ」をご紹介。いずれも密封袋に食材と調味料を入れるだけで下ごしらえは終わりです。
まずはローストビーフから。用意するのは牛肉ももブロック250g、塩小さじ1、こしょう少々、オリーブオイル大さじ2。塩コショウした牛肉を密封袋に入れ、オリーブオイルを加えてよく揉み込みます。好みですりおろしにんにくを加えてもかまいません。
あとは、コンパクトライスクッカーの内釜に袋が浸かるくらいのぬるま湯を入れて、低温調理モードで40分加熱します。加熱が終了したら、20分間お湯に浸けたままにしておき、終わったら氷水に浸して冷やせば完成。
カットした直後は肉が茶色いのですが、空気に触れることで赤みが出てきておいしそう! 調理時間は1時間とやや長めですが、これはなかなかいい感じに作れたのでは?
完成したローストビーフを食べてみると、かなりしっとりした食感です! そう高くない牛肉で作ったものの、これが家で作れるなら合格。250gあれば、作った日はそのまま食べて、翌日は丼にするなど、思う存分ローストビーフが堪能できます。素人が低温調理をするには温度管理が難しいので、機械任せで仕上がるというラクさがたまりません!
そしてローストビーフに合わせて飲んだのは、軽めの赤ワイン。普段から自宅に蛇口付きの赤白の箱ワインを常備していて、「グラス1杯だけ飲みたいな」というようなときに重宝しています。
いいお肉でローストビーフを作ったときはこだわりの赤ワインを飲みたいところですが、今回のように普通のお肉で作ったときはこういうカジュアルな赤ワインで十分。好きな量のワインが飲めるのが箱ワインのいいところですが、つまみがおいしいと2杯、3杯と結局フルボトルくらい空けてしまうのが恐ろしい!