「肉バルでワイン飲みたい!」それ低温調理器があれば自宅でも可能です【宅飲み家電 #04】

■「低温調理」モードで一定の温度をキープ

レコルトの「コンパクトライスクッカー」は、その名の通り小ぶりな炊飯器。0.5〜2.5号炊きとなっており、ひとり暮らしやサブの炊飯器として使えます。

▲サイズは約幅22.5×奥行き20.4×高さ21.0cm。実勢価格/8800円

さらに、この炊飯器には「白米モード」に加えて6つの調理メニューがあり、そのなかのひとつに「低温調理」があるんです。低温調理モードを使えば。65℃の低温でじっくり加熱して旨味を閉じ込めながら加熱できます。

▲操作パネルはタッチ式になっており、MENUボタンをタッチしてモードを選ぶ。続いて調理時間を設定したら、STARTボタンを押すだけで調理が開始する

これまでも普通の炊飯器を使って低温調理をしたことはありますが、きちんと一定の低温で調理するためのモードがなく…。その点を解消した「コンパクトライスクッカー」は、とても便利です。

▲内釜は熱伝導の良いアルミニウムに、遠赤外線効果を期待できるセラミックをコーティングしている

 

■下味をつけたらあとは待つだけで完成

今回は付属のレシピブックに出ていた「ローストビーフ」「鶏ハム」、さらにオリジナルで作った「自家製ツナ」をご紹介。いずれも密封袋に食材と調味料を入れるだけで下ごしらえは終わりです。

まずはローストビーフから。用意するのは牛肉ももブロック250g、塩小さじ1、こしょう少々、オリーブオイル大さじ2。塩コショウした牛肉を密封袋に入れ、オリーブオイルを加えてよく揉み込みます。好みですりおろしにんにくを加えてもかまいません。

▲表面に焼き目をつけてから低温調理する方法もあるが、今回はレシピブックの作り方で実践した

あとは、コンパクトライスクッカーの内釜に袋が浸かるくらいのぬるま湯を入れて、低温調理モードで40分加熱します。加熱が終了したら、20分間お湯に浸けたままにしておき、終わったら氷水に浸して冷やせば完成。

▲密封袋はきちんと水に浸かるように、できるだけ空気を抜く

カットした直後は肉が茶色いのですが、空気に触れることで赤みが出てきておいしそう! 調理時間は1時間とやや長めですが、これはなかなかいい感じに作れたのでは?

▲表面に焼き目を付けなかったので肉の旨みが逃げるのではないかと心配だったが、肉汁が外に出ている量は少なかった

完成したローストビーフを食べてみると、かなりしっとりした食感です! そう高くない牛肉で作ったものの、これが家で作れるなら合格。250gあれば、作った日はそのまま食べて、翌日は丼にするなど、思う存分ローストビーフが堪能できます。素人が低温調理をするには温度管理が難しいので、機械任せで仕上がるというラクさがたまりません!

▲塩コショウだけで食べると肉の旨みがダイレクトに感じられる。筆者はソース作りが面倒なのでステーキソースをつけて食べたが、味にパンチが生まれておいしかった

そしてローストビーフに合わせて飲んだのは、軽めの赤ワイン。普段から自宅に蛇口付きの赤白の箱ワインを常備していて、「グラス1杯だけ飲みたいな」というようなときに重宝しています。

いいお肉でローストビーフを作ったときはこだわりの赤ワインを飲みたいところですが、今回のように普通のお肉で作ったときはこういうカジュアルな赤ワインで十分。好きな量のワインが飲めるのが箱ワインのいいところですが、つまみがおいしいと2杯、3杯と結局フルボトルくらい空けてしまうのが恐ろしい!

▲Amazonなら3リットル入りの箱ワインが2000円ちょっとで買える。料理にも使えるので便利!

【次ページ】市販よりも圧倒的においしく仕上がる鶏ハムにやみつき

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