「肉バルでワイン飲みたい!」それ低温調理器があれば自宅でも可能です【宅飲み家電 #04】

■市販よりも圧倒的においしく仕上がる鶏ハムにやみつき

続いて作ってみたのが鶏ハム。用意するのは、鶏むね肉1枚、塩小さじ1弱、こしょう少々、オリーブオイル大さじ2です。こちらもローストビーフと同様、鶏むね肉に塩こしょうし、密封袋にオリーブオイルと共に入れたらよく揉み込みます。

▲揉み込んだあとはあまり時間をおかなくてもOK

あとは、ぬるま湯を入れた内釜に浸し、低温調理モードで70分加熱。加熱終了後に、袋ごと氷水で冷やせば完成です。

▲仕上げにブラックペッパーを振ると味のアクセントになる

この鶏ハムが思った以上にしっとりした仕上がりで、コンビニのサラダチキンを大きく上回るおいしさ! 鶏むね肉なのでヘルシーですし、それでいて既製品以上の仕上がりのものが家で簡単に作れるとなると、これはリピート間違いなしです。お好みでカレー粉を加えてカレー味の鶏ハムにしてみたり、ドレッシングやわさび醤油で食べてみたりと、味にバリエーションを付けるのもおすすめです。

鶏ハムに合わせたのは、アナケナのシャルドネ。この白ワインはぶどうのフレッシュな味わいが特徴です。軽めの白ワインなのでスイスイ飲めますし、プレーンな鶏ハムの味わいを邪魔することなく、後味もスッキリしているのがポイント。あと、1000円ほどで買えるというコスパの良さも、家飲みのお酒としてはぴったりです。

▲アナケナはコスパのいいチリワインの代表的ブランドのひとつ。軽い口当たりでいろんなつまみに合わせやすい

 

■自家製ツナの味付けは焼肉のタレにお任せ

最後に紹介する自家製ツナですが、実は「コンフィ」を作ろうとしたものの、火が入り過ぎてツナになってしまったという、失敗から生まれたひと品。用意するのは、マグロ1柵と焼肉のタレ大さじ2杯。密封袋にマグロと焼肉のタレを入れてよく揉み込み、30分ほど置いてから低温調理モードで30分加熱しました。

▲焼肉のタレにはフルーツや野菜の旨みがたっぷりなので、焼肉以外にも使える

魚の場合、30分の加熱でもしっかり心まで火が通っており、コンフィとは違う仕上がりになってしまったのですが、甘辛い味付けのマグロはまるでリッチなツナ缶を食べているような感じです。このままカットして食べると、マグロの旨みがじゅわっと口のなかに広がり、お酒との相性も抜群。脂っこさはほとんどないので、マヨネーズをつけてガッツリ食べても良さそうです。

▲マグロのコンフィ改め自家製ツナが完成。低温調理なので旨みがなかに閉じ込められている

甘辛い味付けがちょっと和風な感じだったので、芋焼酎「一刻者 ハイボール」を合わせてみました。芋焼酎ならではの甘い香りと、ツナの甘辛さは相性バツグン! ハイボールなので炭酸で口の中をリセットしてくれて、つまみとお酒の無限ループが止まらなくなること必至です。

▲普段あまり焼酎は飲まないのだが、家で腰を据えてじっくり飲むのに最高の組み合わせを見つけてしまった

低温調理を身近な料理にしてくれる「コンパクトライスクッカー」のおかげで、これからも試行錯誤しながらいろんな低温調理に挑戦してみようと思えました。みなさんもご家庭で低温調理に挑戦してみてくださいね。

>> レコルト「コンパクトライスクッカー」

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取材・文/今西絢美

今西絢美|「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、唎酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。

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