■組み立てる工程は意外とシンプルだった
今回使用したのは、以前『&GP』でも紹介したMobibaの「バックパックサウナ RB170M」(8万8000円/税別)です。
「記事」の写真は、川の横にテントがたたずみ煙がもくもく。いつかあんな景色の中でサウナをしてみたい! と思いつつ、飛び込む川のないキャンプ場で設営を開始しました。
撮影時の日中は数℃、夜は氷点下でテントの表面が凍るほど。たとえ、川があっても飛び込む勇気があったかは疑問ですが…。
■設営場所まで背負ってアプローチ
バックパックサウナという名の通り、Mobibaは背負える仕様。総重量が12.8kgと、数値だけを見ればそこそこの重さですが、中にストーブが入っていることを考えれば十分軽量。
自宅からこれだけ持って出かけるわけではないので、クルマから背負ってキャンプサイトや水場までアプローチするにはまったく問題ありません。
■バックパックからすべての構成部品を取り出す
まずはバックパックからすべての構成パーツを取り出し内容物を確認。
バックパックの中は、上部にテント、内側サイドにポールとペグ、張り綱、下にストーブが収納されています。ストーブは別の収納袋に収められており、横から取り出せる仕様。
パーツは全部で20以上ありますが、最初に組み立てるテントを構成するのは、テント本体とテントフレームとペグ、張り綱、ドアフレームのみとなっています。
■まずはテントの組み立てから
バックパックサウナの大まかな設営工程は、テントを立てて、その中でストーブを組むという流れ。
テントは吊り下げ型で、テントを1度でも設営したことがある人なら簡単にできます。
まずは設置場所を決め、石や落ち葉がある場合は取り除き、地面が凸凹であればならします。
風下側にドアを向けてテントを広げたら、風で飛ばされないよう、風上側をペグで仮留めします。
テントフレームは、通常のテントポールと同様、ショックコードでつながっているため伸ばしてつなぎ合わせます。1本になったら、テントフレームの端をテントの四隅にあるポケットに差し込みます。
2本のテントフレームを対角に差し込んだら同時に立て、屋根の頂点にあるトグルボタンをかけてテントを吊り下げます。
テントにある帯でフレームを巻き込み、トグルボタンで留めていきます。この時フレームが露出しないよう注意しましょう!
フレームの組み立てが終わったら、次はドアの組み立てです。
ドアフレームをつなぎ合わせ、ドアフレームの両端を湾曲させながら、ドアの上下にあるポケットに差し込みます。
ドアとテントはテンションコードで結ばれており、出入りの際にドアが自動で閉まります。
最後に、張り綱をテントにかけ、ペグダウン。外壁に5カ所、フレームに4カ所あるので、すべて打ち込めばテントの完成です!
中にストーブを入れるため、テントが飛ばされたり、ゆがんだりしないよう確実にペグを打ちましょう。
ここまで約15分。説明書を見て確認しながらの設営だったので時間はかかりましたが、慣れれば半分くらいの時間でたてられるのではないでしょうか。