■用意するスパイスは5つだけ
カレー作りには複数のスパイスが必要です。市販カレー粉やカレー専門店には“数十種のスパイスを独自に調合”なんて言葉が踊っています。でも調べてみるとニンニク、ショウガ+4〜5種類がスタンダードで、これに好みのスパイスを加えているそうなんです。
よく使われているスパイスは、独特な香りを持つクミンやコリアンダー、カルダモン、シナモン、辛みをつけるチリペッパー、ブラックペッパー、色づけに用いるターメリックといったところ。香りの強いスパイスを2〜3種にチリペッパー、ターメリックがあればそれなりにスパイシーなカレーができるそう。
ということで、用意したのはこの5種類。上左よりカルダモン、クミンシード、一味唐辛子(チリペッパーの代用)、下左よりターメリック、コリアンダー。
ちょっとだけ使って余っていたスパイスの消費にも役立ちました。
クミンシード、コリアンダーは各大さじ1、カルダモン小さじ2、ターメリックとレッドペッパー小さじ1で混ぜておきました。
スパイス以外の食材は、挽肉300g、タマネギ1個、小さめトマト2個、ナス1本、ニンニク2片、ヨーグルトとピーナツバター各大さじ3。写真にはありませんが、塩、ショウガ(チューブ入り3cmくらい)、卵(温泉卵)も使いました。
■下ごしらえはフープロまかせ
キーマカレーと言えば汁気少なめで具が細かい! 料理好きは「みじん切りをしていると無心になれていい」と言いますが、たまにしか料理をしない人間にとって「みじん切り」はハードルが高い作業のひとつ。しかもタマネギなんて“苦行”でしかありません。
そんなみじん切り嫌いの味方といえるのがフードプロセッサー! 今回、ガシガシ活躍してくれたのは、テスコムのコンパクトフードプロセッサー「TK-2000」(実勢価格:5500円前後)。ロック解除ボタンが付いているのでうっかり誤作動の心配がなく、コンパクトなのでキッチンに出しっぱなしにしてもジャマじゃないところは助かります。
ということでまずは、タマネギのみじん切りから。冷蔵庫から取り出したタマネギをザクザクと2cm角くらいに切り分けます。この程度のカットであれば、冷え冷えのタマネギなら涙など出ません。
フードプロセッサーの規定量を守ってスイッチオン!
調子に乗ってスイッチを押し続けると、みじん切りではなくすりおろし状態になるので、様子を見ながら細切れにスイッチを押していきます。
数秒でこの通り! みじん切りの完成。
ただし、切りたてのタマネギの攻撃力は非常に高く、ふたを開けた瞬間に目に痛みが走ります。ボウルの上からのぞきこむと大変です。
次はおろしニンニク。おろし金でもできますが、「TK-2000」に付属のおろし用プレートを使えば指をケガすることもありません。
こちらもあっという間。今回はチューブ入りショウガが余っていたのでそれを使いましたが、ショウガをフードプロセッサーですりおろせば香り良くなりそう。
あとはトマトをザクザクと切って、ナスを輪切りにするだけ。包丁を使うのはこれくらいです。