■始まりは一機の「ザクII」ガンプラ購入だった
子どものころ、何度か作った覚えのあるガンプラ。しかし、一度も完成に至った記憶はありません。それくらい面倒くさがりで、いつも上手に作る人を尊敬の眼差しで見ておりました。まさかそんな自分がガンプラにハマるとは…。
グリーン系の物が目につくようになり、どうしても気になったのが「ザクII」。どうせ途中で諦めるだろうと思って購入したら、最近のガンプラってすごいんですね。接着剤がいらないので、ニッパーさえあれば素組みは簡単にできちゃう。
「こりゃ、面白い」とばかりにさまざまなシリーズのザクIIを買い漁り、なんだか愛着が湧きまくり。量産機ってヤラレ役だし、すぐ壊れる、…だがそこがいい!と。思えばエース機ではなく一兵卒として奮闘する自分に重ね合わせたのでしょうか(笑)。
■部屋においてみたら…、超ハマった!
数が揃い始めると、デスクや飾り棚に置いても絵になり始めます。まずは一周目、ということでシリーズ違いのザクIIを集めてみました。いや旧ザクも一機いるな。まあルールとして、「オリーブドラブのザクしか買わない」と決めたので赤いやつは今のところ建造予定なしです。
置き場所や位置、そしてアクションで遊び心を表現できるのがプラモデルのいいところ。そして秘密基地っぽい部屋として統一するためにも、やはりカラーを合わせるのは大事ですね。
とにかく当初は作るだけで楽しかったのですが、やはりRG(リアルグレード)の1/144スケールくらいだとオモチャ感がぬぐえません。もっと、もっとミリタリーっぽさが欲しい!ということで買っちゃったわけです、デカイやつを!
■ついに手を出してしまった「PG(パーフェクトグレード)」
ファンのみなさまには釈迦に説法でしょうが、ガンプラにはざっくりわけて「HG(ハイグレード)」、「RG(リアルグレード)」、「MG(マスターグレード)」、「PG(パーフェクトグレード)」というものが存在します。そして、PGはもっともサイズが大きく、最新技術を詰め込まれたシリーズなのです。
ある日、店頭で箱を見かけて衝動的に「PG 1/60 MS-06F ザクII」を購入。そのサイズ感は「据え置きのMacか!」というくらい。いそいそと帰宅し開封すると、恐ろしい量のライナー(パーツがくっついてるアレです)が目に飛び込んできました。
「いやマジこれ、どんだけ時間かかるのよ」と一瞬後悔しそうになったものの、夜な夜な右腕→左腕→飽きた→右足→飽きた→胴体…のようにダラダラ作成すること2週間。
しかし、終わらないガンプラはない!と気持ちを奮い立たせ、仕事をサボりつつ見事完成に至ったわけです。感想としては、とにかく量が多かっただけで、難易度としてはそこまで高くないかなと。精巧なパーツ設計に何度も「すっげえ〜」と関心しながら作ることができました。
こちらが完成状態。可動部分が多く、膝や肘、手首などかなりの自由度。さまざまなアクションを取らせて遊べます。
組み立てたらおしまい、とはならないのがガンプラの“沼”たる所以でしょう。そう、プラモデルといえば塗装こそ命!のような先入観がありまして。これまた面倒くさがりな性分ゆえ諦めていたところ…。いまどきは結構簡単にできるんだ、と目からウロコがボロボロ落ちまくりなわけです。