■組み立てより簡単だった「墨入れ」と「ウェザリング」
PGの「ザクII」作成でかなり体力を消費したんですが、やっぱりカッコよく仕上げたいので調べたところ、「これだけはやった方がいい」というのが「墨入れ」でした。これは何かと言うと、プラモデルの溝に沿って黒いペンで書き込むことにより、立体感を出す作業です。
専用のペンが安価で売られており、シャーペンやボールペンで代用することも可能。何回か試しましたが、ボールペンはものによって滲むので、やはり専用がおすすめです。作業的には、気になる溝をなぞるだけなので2,30分もあれば十分。簡単な工程の割に見栄えが上がるのがうれしいポイントでしょう。
そして、一番ミリタリーライクなアイテムにするため、必須だったのが「ウェザリング」という技術です。汚し塗装、サビ塗装などの総称で、要するに本物の戦場感を出すために行われます。
これも非常に難易度が高いと思っていたんですが、簡単にウェザリング塗装をするためのキットが存在します。それがタミヤの「ウェザリングマスター」で、女性のメークアップ道具みたいなケースに3色セットとして数種類シリーズがあります。
これが驚きのクオリティでして、付属の筆で適当にポンポン色を塗ればみるみる汚れていくではありませんか。組み立ての苦労より何倍も簡単にウェザリング塗装されていくので、こちらは時間を忘れて没頭できます。
コツとしては、機体の端っこや窪みなどへ赤サビっぽいのを塗ると、いい具合に歴戦の勇士みたいな雰囲気が出せますね。
■巨大ザクIIをインテリアとして活用してみた!
ウェザリング塗装された巨大ザクIIを、デスクに設置してみました。全長30.5cmのインパクトたるや、もはや立派なギアですね。ただ、ぼーっと立たせたり武器を持たせたりするのも面白くないので、小物置きとして活用してみました。
まずはペン立て。iPadで仕事するときに専用のペン立てが欲しいと思っていたんですが、ザクIIによってこの問題は解消されました(笑)。ポージングも相まって、ちょうどいい収まり具合。
続いて腕時計を担がせてみたところ。まさにミリタリーウォッチを持たせると、とてもマッチします。写真はカーキの引き通しベルトですが、メタルバンドなども相性良さそう。スチールなど金属系でインダストリアルな雰囲気を出せますね。
こちらはコードリールとして。長いケーブルなんかを巻き付けたり持たせたりすると、配線もすっきり! 意外と役に立つなあ…。
こちらはメガネ。まあ、好きな小物を置く場所として大活躍してくれます。
* * *
初めてのPG「ザクII」製作でしたが、なんだか値段以上に遊べた気がしています。墨入れ、ウェザリングだけでなく、さらに深遠なるガンプラの世界に没入していきたいなと。
そして今回のように、存在感あるプラモデルやフィギュアは秘密基地作りに欠かせないアイテム。できれば自分の思い入れの深いものを選び、うまく部屋に溶け込ませてみてください。
(C)創通・サンライズ
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