■まずは外観をチェック
まずはデザインを見ていきましょう。
カラーは“天体の青”を意味する「Celestial Blue」。天板に施されたスピン加工も相まって、洗練された印象です。
筐体の厚みは20.4mm、質量は1.66kgあり、携帯するにはやや重め。しかし、サブディスプレイ1枚持ち歩くことを考えれば、ラップトップ一台にまとまっている方がラクという考え方もできるでしょう。自宅の部屋から部屋を移動するくらいなら、小回りが効いて良いはず。
インターフェースは豊富です。電源とは別に、USB Type-Cポート、Type-Aポート、mircroSDカード、HDMIなどが使えます。
■バッテリー持ちがかなり伸びた
仕様をチェックすると、プロセッサーには、上位モデルはインテルCore i7 10510U(1.8GHz、ブースト時最大4.9GHz)、下位モデルはCore i5 10210U(1.6GHz、ブースト時最大4.2GHz)を搭載します。メインメモリはそれぞれ16GBと8GB。SSDは上位モデルが1TBで、下位モデルが512GBとOptaneメモリ32GBを併用します。消費電力はどちらも最大約65Wです。
そして注目すべきは、バッテリー駆動時間。上位モデルが約13.9時間で、下位モデルだと約14.3時間になりました。なお、充電時間は共通して約2.4時間です。
実は、ZenBook Pro Duoでは連続駆動時間が5時間台だったので、数値的には2倍以上に伸びています。2画面搭載ながらも“普通のノートPC”の感覚で使えるようになったのはうれしいポイントです。
ちなみに、同梱の充電器はやや大きめ。筆者の手の平くらいありました。
■キーボードの配置は独特
ZenBook Duo最大の特徴は、ZenBook Pro Duoと同じく「Screen Pad+」というセカンドディスプレイを搭載したことです。表面はノングレアで解像度は1920x515ドットのフルHD相当。
14インチのメインディスプレイも、ノングレアで解像度1920 x 1080のフルHDなので、解像感はさほど変わりません。
このセカンドディスプレイがある分、キーボードは手前に寄っています。パームレストはなく、タッチパッドが右側に、キーが左側にあるデザインです。
ポームポジションがセンターからだいぶズレてしまうので、ほとんどキーボードしか使わない人にとっては慣れは必要かもしれません。一方、ショートカットキーを左手で駆使しながら右手でカーソルを操作するようなクリエイター的用途には向いていると思います。
なお、標準の持ち上がる角度で足りない場合には、同梱されているスタンドを活用することで、より端末の角度を持ち上げることも可能。