■熱風で包みこめ!魅惑のコンベクションオーブン
もちろん普通のオーブンレンジでも大丈夫ですが、今回はトンテキ。表面はザクザク香ばしく、中はふんわり焼いて、濃いタレを絡めて食べたいので、庫内で熱風を対流させて食材を焼き上げるコンベクションオーブンを選びました。
使用したのはデロンギの「スフォルナトゥット・イーヴォ ミニコンベクションオーブン」。
高スペックですが、とてもコンパクト。そしておしゃれ。さらに名前が長い。1人〜2人暮らしでも無理なく導入できる本格コンベクションオーブンです。
付属品もあれこれ。
ちなみに右上のオフホワイトの板は「ピザストーン」。ピザやトーストをカリッと仕上げるのもコンベクションオーブンの得意分野です。
今回はお肉なので、脂を落としながら調理できるオイルプレートを使います。
■ゴロゴロニンニクで至高のトンテキを目指す!
わんぱく系トンテキの王者「四日市トンテキ」へのトリビュートとして、ニンニクはとにかくたっぷりゴロゴロと。
オイルプレートに転がしたニンニクの上に、下焼きした豚肉をそっと横たえます。
いざ庫内へ!
正直「ニンニク+極厚肉では天井が引っかかるかしら…」と心配していましたが全然大丈夫でした。「スフォルナトゥット・イーヴォ ミニコンベクションオーブン」は、ガタイは小さいものの庫内スペースたっぷり。さすが名前が長いだけあります。
今回は220度で15分→170度で10分ほど加熱しました(加熱時間はお肉のサイズや形によるので、ご参考までに)。
■ソースにもニンニクの恵みを
コンベクションオーブンにお肉をまかせたら、タレを制作します。お肉を下焼きしたフライパンに好みの調味料を入れて沸かすだけ。
筆者は「しつこくて品がなくて味が濃い。でも旨い」を目指し、醤油、みりん、赤ワイン、ウスターソース、バターなどを使いました。おろしニンニクも投入。ゴロゴロニンニクとおろしニンニクのダブルガーリックです。
さらにタマネギやリンゴも入れるとコクが出ますが、ちょっと手間なので、この世のものが大体全部入っている調味料「焼肉のタレ」を少々。
ニンニクとリンゴのふるさと青森県の「スタミナ源たれ」。もちろんニンニクも入っているので、なんとトリプルガーリックです。
■レモンサワーをこしらえろ!
レモンサワーの準備にも余念はありません。甘くないレモンサワーが好きなので、さっぱり酸っぱい1杯を目指します。
使ったお酒は「アブソルート シトロン」。スウェーデンのプレミアムウォッカ「アブソルート」の柑橘の香り付きです。フレーバードウォッカですが、上品な香りでお料理の邪魔をしません。
その他に使うのは、無糖の炭酸水とレモン。レモンは1杯あたり3つほど。皮の味が強すぎるのが好きでないので、丸ごと皮をむいて使います。
飲んでる途中にマドラーでキュキュッと押せば、酸味調節も自由自在です。
グラスにたっぷりの氷とレモンを詰め込めこんだら、しばし冷凍庫で待機してもらい、飲む直前にウォッカと炭酸を好みの割合で注ぎます。
■タレを絡めてむさぼり喰う
そうこうしているうちに肉が焼きあがりました。
ゴロゴロニンニクは、タレと一緒にひと沸かしします。最後にお肉をお箸で食べられるように切り分けて、タレを絡めれば完成!
肉に濃い味のタレをまとわせ、ニンニクと一緒に口に放り込む。そして口に残る脂を酸っぱいレモンサワーで洗い流す…。
決して体に良くはなさそうですが、気持ちはすっきり!
味は、カリッと焼けた肉の表面にタレが絡み、中はムラなく火が入って絶品。そして何より美味しかったのは「ニンニク」です。
熱風に吹かれながらじっくり焼かれたニンニクは、表面はパリッと張りのある歯触りで、中身は大変クリーミー。どれくらいクリーミーかと言えば、萩の月の中身くらいクリーミーです。
極厚肉とニンニク、さらに濃い味タレとレモンサワーで、大満足の宅飲みとなりました。大人だけど、ちょっとグレたい気分…そんな夜にはぜひお試しください!
>> デロンギ「スフォルナトゥット・イーヴォ ミニコンベクションオーブン」
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取材・文/くぼきひろこ
くぼきひろこ|美食・カルチャー・ライフスタイル・クルマ・ゴルフ・巷の美女etc……対象は様々に、雑誌・ウェブサイト等の各種媒体にて活動中のフリーライター。「人の仕事のすべて。そして、その仕事から生み出されるすべてのモノゴトが面白い!」と津々浦々の興味津々で取材・執筆を行う。
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