[Gear Maniax #183] 大砲並の明るさとわずか2ルーメンを併せ持つ実力派ライト

点灯してみるとやはり明るい。4400lmは伊達では無いですね。大砲クラスの明るさがあるのは間違いありません。

明るさだけでなく、ワイドな照射も良い感じです。光学的な違いにより、TIR式よりも周辺光が濃く、なおかつ中心光もスポットがくっきりするのが特徴。通常はTIR式のワイドさにはかなわないはずですが、これだけ視界が広ければ問題ないでしょう。

一方で、LOW側はわずか2ルーメン。カタログスペックでは、ほぼ1ヶ月点灯を続けられるランタイムを誇ります。2ルーメンは目を凝らせばなんとか歩ける程度の明るさですが、災害時の緊急ライトとしては頼りになる容量です。

大光量、長ランタイムを支えるのは内蔵の21700リチウム充電池。大光量ライト御用達、という感じになってきましたね。「E4K」に関してはUSB-Cで直接充電できるのも最近のニーズに適合しています。CR123A×2で代替可能ですが、放電力的にリスクがあります。CR123Aで気兼ねなく点灯できるのはHIGHまででしょう。

ちょっとユニークなのが操作性。サイドボタンオンリーのライトですが、アクセス性の高い仕様です。細かな操作は付属の日本語マニュアルに任せますが、

消灯から
・長押し → モードメモリ
・ダブルクリック →ULTRA LOW
・トリプルクリック →TURBO

という仕様になっているので、頻繁に同じモードを使うのであれば、5モード中3モードにダイレクトにアクセスできます。その分、モードを変えるのはちょっと面倒くさいのですが、よく割り切られていて個人的には好感触です。

おまけ要素的ですが…ヘッドサイズが28.6mmということで、SUREFIRE Eシリーズ(KE)ヘッド用のアクセサリが使用可能です。こうしたカブセモノ系のアクセサリはHIGHやターボではお勧めしませんが、LOWなどをランタンがわりにするには重宝します。なんだかんだ言ってもあるかないかでは利便性がかなり変わってきます。

余談ですが、各メーカー同士の適合は保証されていないので、あくまでも「記事を書いた時点では使えた」という扱いでお願いします。

コンパクトで明るく、魅力的なデザインと割り切った操作性が好印象な「E4K」。このところホットなアイテムを連発しているNITECOREですが、老舗の実力を感じさせますね。(アカリセンター価格:9884円)

 

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文・写真/アカリセンター

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