【ベンツ新Aクラス試乗】見た目はグッと男前に!走りの実力も急上昇

新しいAクラスに対面すると「オオッ!」。ググッと男前が増した感じ。うーむ、Perfumeとコラボするだけで、クルマってこうも変わるものなのですね!?

そんな冗談はさておき、実車を前にすると、一面に星がまかれたかのようなダイヤモンドグリルが目を引きます。派手ですね。

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そして、バンパー下部のエアインテークも、従来の3分割タイプから、左右をつないだAMG調に変更されました。これが視覚的なワイド感を強調し、スポーティ度を格段に高めています。ボディサイドの途中で一気に跳ね上がる特徴あるキャラクターラインにも、こちらの顔の方が似合います。

前後のランプ類にLEDが多用されることも、新しい。加えて、ヘッドランプの照射範囲を自動で切り替える“アダプティブハイビームアシスト”も採用されました(最廉価の受注生産グレード「A180スタイル」を除く)。

アグレッシブな表情に合わせ、走りもさぞやハードなものになってるのだろう…と、デビュー当時の硬い足まわりを思い出しながら「A180スポーツ」を試乗しましたが、意外や、それほどでもない。

確かに、締まった乗り心地ですが、路面の凹凸を上手にいなすようになったのか、日本導入当初の“やりすぎ感”が影を潜めています。

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サスペンションのチューニング変更について、特にアナウンスはされていませんが、年次ごとにコツコツ改良するメルセデスのことですから、ユーザーからの声をしっかり拾い、手を入れているのでしょう。

“W176”こと現行Aクラスが登場したのは、2012年。それまでの、ワンモーションフォルムをまとったやや背の高い実用ハッチバック体型から、一気にワイド&ロウのスポーティハッチに変身しました。

実用車となるとある程度、絶対的な大きさが必要です。小柄な先代Aクラスは、特にモデル末期では「Bクラス」の陰に隠れがちな存在になっていました。そこで、3世代目で一気にBクラスとの差別化を図ったわけです。

デビュー当初のハードな足まわりは、Aクラスの新しいキャラクターを強調する意図もあったのでしょう。今回、Aクラスがより乗りやすくなったのは、それだけ3世代目のキャラが市場に浸透した証といえます。過剰に頑張らなくてもよくなったわけです。

 ■新AクラスはVW「ゴルフ」とガチ勝負

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