■“まったく同じ”ことが重要!
なんと言っても、魅力は寸分違わぬキー配列。打鍵感も同じです。この“いつもと変わらない”って本当に重要。これだけで作業効率が大きく変わります。外に持ち出したらPCのキーボードを使うわけで、どんな環境でも感覚が変わらないのは大事!
背面には少しだけ傾けられるスタンドも付いています。導入当初は使わなかったんですが、一度試してみるとなんだかイイ。その後は引っ張り出しっぱなし状態に。
背面には充電用のUSB Type-Cポート付き。満充電時で約2ヶ月(1日3時間入力&5時間電源オンで週5日稼働の場合)となっていますが、まぁ1日8時間使っても、おそらく1ヶ月近くはもつでしょう。試してみたら充電しながらでも使えたので、いざとなったらケーブルにつなげようかと。カラになっても15分充電すれば約1週間(条件は同じ)使えるとのことなので、ここは心配してません。
Type-Cポートの横には2.4GHzワイヤレス接続用のドングルが付いています。Bluetooth接続できないPCの場合には助かりますね。
さらに背面には2つ付いています。実はこのキーボード、Androidのスマホやタブレットでも使えるので、右はそのための切り替えスイッチです。でも使うことはないかも…。左はBluetooth接続と、ドングル使用の切り替えスイッチになります。また右側面には電源スイッチが付いています。でも、それだけ。余分なものは一切付いていません。
とにかくもう、PCのキーボードと同じなんです。ここまで同じだと新しいモノを買った新鮮味がまったくないのですが(笑)、それを望んでいたのだから、何の文句もありません。いや、ひとつだけあった。
左上に「Esc/FnLock」キーというものがあります。ThinkPadの場合、キーボード最上段のF1~F12、いわゆる“ファンクションキー”には、音量調節や輝度調節といったさまざまな機能も割り当てられています。ここをF7といったファンクションキーとして使いたい場合は、キーボード左下の「Fn」キーと同時押しするか、ファンクションロック(FnLock)をする必要があります。
機能とファンクション、どっちをより使うかと言えば、当然ファンクションです。なのでPCではいつもロックしてあります(ロックするとランプが光る)。「ThinkPad トラックポイントキーボードⅡ」も同じ構造なんですが、このロックが、Bluetooth接続が切れたからなのかか、一定時間使わずにスリープになったからなのかは不明ですが、たまにロックが解除されていることが。そもそも英語圏ではFキーは使わないからデフォルトがファンクションオフなんでしょうが、そのたびにロックをかけなきゃいけないのがちょっと不便。これが唯一の不満です。
■首がまっすぐになった!
Amazonでポチッた2000円台の折り畳み式スタンドにノートPCを立て掛け、「ThinkPad トラックポイントキーボードⅡ」を接続して、テレワークスタイルが完成。こうなってすぐに首の角度が変わったことが分かりました。背中をピシッと真っ直ぐにするには、まだ意識する必要がありますが、首が下を向いていない効果は絶大です。首が真っ直ぐ立つことにより、背筋を伸ばしやすくなりました。
そして、このスタイルになってもうひとつイイことが。それはカメラの位置が高くなったこと。
「X1 Carbon」のカメラは画面の上、中央部分にあります。これまでのPC環境ではカメラが顔より下に位置していたので、Zoomでの会議時に下から煽るようなうつりだったのですが、PCの画面が高くなったことでカメラが顔の正面に。うつりの良し悪しを気にする顔でもないのですが、そりゃあちょっとでもまともにうつりたいですからね(笑)。
PCスタンド+外付けキーボードになってまだ5日ほどしか経っていませんが、視線を上げられて、同じ配列のキーボードにより作業効率も落ちない。座りっぱなしのテレワーク時にはかなり効くことを日々実感中です。
>> レノボ
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文/円道秀和<&GP>
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