梱包を終えたら、minikuraの「マイページ」上で預ける箱を選んで名前を付け、集荷依頼をして発送すれば預け入れは終わり。入庫完了のお知らせがマイページに届いたら、入庫手続きや撮影が始まります。完了には10営業日ほどかかります。
写真撮影をしてくれるプランでは、預けたアイテムをマイページの「アイテムリスト」上で確認できます。1枚ずつ写真を載せてくれるので何を預けたかがわかりやすい!
また、各アイテムはヤフオクへの出品やクリーニングの申し込みにも対応しているのもいいなと思いました。預けていて「もういらないな」と感じたらヤフオクに出品すればいいし、クリーニングに出す時間がないまま発送したときはクリーニングをお願いしてしまえばいいんです。自分1人で何もかもをやるのは大変ですが、minikuraがサポートしてくれることで、上手く管理できそうな気がします。
預けた荷物はいつでも取り出し可能です。「minikuraHAKO」以外は1点ずつ取り出せるので、必要なものだけを必要なときに手元に戻せます。取り出し時の送料は箱単位の場合、保管1年以降は無料です。ただし、1年未満の場合は1箱1000円。アイテムごとの場合、「minikuraMONO」は1アイテム1回800円かかります。頻繁に取り出すのは避けたほうがいいでしょう。
また、入庫初月から2か月経たないボックスは通常の取り出し料金プラス「早期取り出し料金」がかかります。入庫初月なら保管料2か月分、入庫翌月なら保管料1か月分が上乗せされるので注意しましょう。
■トランクサービスを利用するコストは高い?安い?
このコストが高いか安いかですが、服に特化したサービスは「ブランド服を預けるならアリ」という感じかと思います。逆に、ファストファッションやノーブランドの服なら、箱に詰めて管理する「minikura HAKO」や「minikura MONO」で十分な印象です。服を1着ずつ出し入れするには、撮影サービス付きのものを選ぶ必要があるので、「minikura MONO」のほうが便利そう。
たとえば、「miikura MONO」を夏服、冬服で1年間利用すると考えると、1箱で年間3600円となります。よほどの衣装持ちでなければ、各季節で4箱あれば十分だと思うので、年間で1万5000円ほどです。取り出し料を考慮して2万円前後。
収納のためだけにこれだけお金をかけるなら、「収納のある家に引っ越せばいいのでは?」とも考えますが、家賃を年間2万円アップして希望どおりの収納スペースがある物件に出合えるとも限らないし、何より理想の物件を探す労力や、引っ越し費用で大きな出費が必要になります。また、カビの生えにくい環境で保管してもらえるのも預けるメリットのひとつ。これらを踏まえると、minikuraを使うのは収納に困っている人にとっては有効な手段だといえそうです。
「置き場所がないから捨てる」のではなく、「倉庫に預けて管理する」ことが一気に身近になるminikuraを使って、大切なモノとの共存方法を探ってみるのもアリです。
>> minikura
<取材・文/今西絢美>
今西絢美|「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、唎酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。
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