基盤の端に入力用の接点があり、ここに12V 150mAの電流を流すことで紫外線を照射できます。
おぉ。
点灯してみると、淡い黄緑。正直意外でした。殺菌灯の淡いブルーを期待していたんですが…。
実はこれ、LEDから出る副次的な波長が目立つため、明るい環境下では黄緑色になるようです。
周囲を暗くしてみると、ようやく反射光が青く見えてくるという。
この青は、紫外線そのものではありません。また、殺菌蛍光灯のような「可視光領域に漏れている光」でもなく、蛍光素材入りのコピー用紙が紫外線により励起され放つ蛍光です。
ここまで顕著に「光っている感じがしない」LEDは珍しく、視覚的にも楽しませてもらいました。
殺菌蛍光灯よりもかなり可視光が少なく、より効率が良いことが伺い知れます。275nmということでガチな蛍光灯殺菌線(253.7nm)よりも波長は長めですが、このくらいの差であれば十分な殺菌力を持つようです。
今回はテスト点灯だったのでACアダプターを使用していますが、入力DC12Vなので、アルカリ電池を直列8本、CR123Aを直列4本、リチウムイオン充電池直列3本…などを使えばハンディにも使用可能ですね。
クッキー缶などを使用して、外部への紫外線漏れを防御すれば、簡単な構成でマスクなどの小物を殺菌できるシステムが作成可能。結構高性能なLEDモジュールと聞いていますので、興味のある方は参考にしてもらえればと思います。(アカリセンター価格:3190円)
<文・写真/アカリセンター>
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