アウトドアでの万が一に備えて自分仕様のファーストエイドキットを作る

■ケガした時に特に役立ったモノ

実際に私自身や、一緒に行った仲間がケガをした際に役立ったモノを、経験談をもとに説明をしたいと思います。

■切創に使ったワセリン・滅菌ガーゼ・テーピング

キャンプで良くあるケガの一つが、刃物のよる切創(切り傷)です。通常、ガーゼくらいは市販のファーストエイドキットにも入っているのですが、ワセリンが入っていることはほとんどないと思います。

ある時、一緒に行った仲間が指をナイフで切り、かなりの出血でした。専門家ではないのでわかりませんが、本来的には縫うレベルの切り傷だったと思います。

出血もひどく、ガーゼだけで圧迫止血しても止まらないと判断し、ワセリンを塗ってからガーゼで抑え、さらにテーピングで固定しました。今まで見た切り傷の中ではダントツに深い傷口だったのですが、無事に止血できました。

■捻挫で活躍したテーピング・解熱鎮痛剤

テーピングと解熱剤が役に立ったのは、登山の下山時に捻挫した時です。正直その時は、自力での下山は無理か? 助けを呼ぶか?? と思ったくらい、強く捻ってしまい、しばらく、動けませんでした。ピンチ過ぎて、冷や汗も出るくらいでした。

まず、解熱鎮痛剤を飲んで、幹部をテーピングでガチガチに固定。30分くらいして感じる痛みがちょっと引いてきたので、足をそーっと地面につけてみたら、なんとか行けそうだったので1時間半くらいの下山に耐えられました。

幸いにも学生時代はさまざまなスポーツをしていて、いろいろな箇所をケガした経験があり、テーピングの使い方を知っていたのも役立ちました。アウトドアでは不整地を歩くことが多いため、足首くらいはテーピングで固定できるように勉強しておくことをお勧めします。足が動かないと、致命的ですからね!!

■アウトドアの天敵の虫には、虫除け・ポイズンリムーバー・お湯

夏のアウトドアの天敵といえば虫! 私が常備している虫除けは「CHIGG AWAY」。
虫除けやかゆみ止めになる、軍隊も使っていると言われているモノです!

下は虫に刺された後の直後と、CHIGG AWAYを塗って、30分経った後の写真です。

ちなみに、この時はこの写真を撮るために何も塗っていないので刺されました。本当は先に塗っとくのがベストです。

下が刺されてから、CHIGG AWAY塗って30分後です。

ブヨなどに刺されて腫れが酷い時は、ポイズンリムーバーで毒素を抜いて、50℃くらいのお湯(ギリギリ触れるくらいの熱湯)で患部を流すと、腫れにくく、治りが早く感じられます。

私のファーストエイドキットは、いかがでしたでしょうか? もちろんこれが最適解ではないかも知れません。これにプラスアルファしたり、違うモノを入れたり、自分用のキットを作ってアウトドアでの万が一に備えて下さい。

>> 連載 [不自由を自由にする野営スタイル]

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

【関連記事】
◆リュックごとセットになった防災用品なら避難する時も困らないね

◆防災用に持っておく?ソーラーパネル付きモバイルバッテリー

◆アウトドア魂を揺さぶる本格ブッシュクラフトナイフ

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする