■プレートの組み立てはとっても簡単
焚き火台、コーヒードリッパー、テーブルなど、いくつかの製品にはネジを使わずプレート同士の切り込みに差し込んで組み立てるタイプのものがありますが、不器用さんには結構時間がかかって“イーッ”てなってしまいます。「BONFIRE STAND 2.0」はどうでしょう?
3枚のプレート、焚き火台のスタンドにもランタンスタンドのペグにもなるペグポール3本、そして吊り下げ用ワイヤーのセットです。43.5×30.5cmのぺたんこの三角形収納袋に収まっています。
プレートは1枚だけロゴが刻まれているので、その形にあわせて向きをそろえます。そうするとプレートの右側にフック、左側にスリット(切り込み)があることがわかります。2枚のプレートを同じ方向に持ってフックをスリットに入れ、残った1枚のプレートも同じようにスリットにフックを通せば完成です。
プレートを組み合わせるタイプの製品は、3面目、4面目を組み立てている途中でスリットから抜けて崩壊しがちですが、3面であれば片手で押さえられるので楽に組み立てられます。それにスリットとフックの幅はきっちりしていますが、スリットが入れやすくて抜けにくい絶妙なさじ加減の長さになっているので、変にゆがませることなくスッと差し込めました。
細長いスリットから底の丸い穴に向けてペグポールを差し込みます。ペグポールは3本あるので同様に差し込むだけ。
これでスタンド型の完成です。地面から底まで5.5cmですから草地では耐熱シートを使ったほうがいいですね。組み立てサイズは33.5×33.5×H30.5cmです。
吊り下げ用ワイヤーをプレート上部の穴に引っかければ吊り下げ式になります。単純ですが目から鱗!
吊り下げ式ワイヤーはよくあるチェーンタイプではなく細いステンレスワイヤーなので、絡まりにくくかさばらないのがいいですね。
ちなみに吊り下げワイヤーの長さは50cmになります。
■2.0では空気孔を追加して燃焼効率アップ
焚き火台なので、見た目だけではダメ。ほどよくきれいに燃えないと、道具としての価値は半減してしまいます。
ロストルがなく空気の通りが悪いのでは…と思いましたが、三角錐のため薪がギチギチに詰まることがなく空気の通りは良好。スタンドを使う場合、ペグポールのおかげで薪の下に空気穴があるので、なおさら燃えやすくなっています。
「BONFIRE STAND 2.0」という名前からもわかりますが、この製品には初期モデルがあります。
もともとの「BONFIRE STAND」は吊り下げられずスタンド型のみ。「2.0」になって吊り下げ穴を装備したほか、上部にも空気孔を追加し、より美しい炎を得られるようになりました。