超速湯沸かしからとろ火まで!料理好きも納得の「ジェットボイル ミニモ」【アウトドア銘品図鑑】

■専用ポットとロッキーカップで沸騰時間は変わる?

「ミニモ」には専用ポット以外のクッカーを使うためにゴトクが付いています。夕食など1食で主菜と副菜、スープを作りたいときに便利ですが、はたしてゴトク+鍋と、フラックスリング付き専用ポットでは目を見張る差はあるのでしょうか?

これが付属のゴトク。脚を回転させて広げ、フチに載せるだけ。結構しっかりはまります。

容量350mlの水を入れたロッキーカップで湯沸かし。2分30秒で沸騰しました。

同じく容量350mlを専用ポットを使って湯沸かししたところ、1分で沸騰。半分以下のスピードで、まさにあっという間です。キャンプではそこまでシビアに燃料計算する必要はありませんが、この実力差を見ると、やはり専用ポットを使いたくなります。

 

■広口ポットは調理しやすく食べやすい!

「ミニモ」の容量は1L。同じ容量の「フラッシュ」はφ10.4cmですが、このミニモはφ12.7cm。2cm以上広口になり、その分高さを4.5cm抑えています。

背が低くなったことでカトラリーを斜めにいれられます。ショートパスタなど小さな食材をすくうのも楽だし、目玉焼き、炒め物のようなフライパン的使い方もしやすくなっています。

丼みたいにガッとつかんでごはんをかき込むこともできなくありませんが、ハンドルを持つ方が安心です。

ふたは湯切り穴が付いていて麺類や野菜の下ゆでも楽々。加熱・冷却が繰り返されると縮むこともあるようですが、ふたを熱湯で温め、熱いままポットにセットして冷えるまで待てば元に戻るそうです。ご安心を。

*  *  *

広口でとろ火も高火力もOK。小さな100g缶で12Lの水を湧かせる省エネ設計なので1〜2泊なら1缶で十分。料理好きのソロ&デュオキャンパーに愛されるのも納得です。ジェットボイルが日本上陸して15年以上経つので、専用燃料缶を手に入れやすいことも購買意欲をそそります!

>> ジェットボイル

<取材・文/大森弘恵

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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