■華僑が経営するレストランだからお酒がある
トラジャまでの中間地点となるパレパレの町で昼食休憩。入ったのは中華料理店。なんでもこの町で一番おいしくて、さらにお酒が飲めるとのこと。
インドネシアはイスラム教もキリスト教も仏教もありますが、最も多いのはイスラム教。マカッサルからここパレパレまでの地域はイスラム教の地域らしいんです。だからレストランでもお酒は提供されない。ただし、華僑が経営する中華料理店は別。しっかりお酒を提供してくれます。
ここで、この旅で初めての、日本人にとって最も馴染み深いインドネシア料理を注文しました。それが「ナシゴレン」と「ミーゴレン」。
ナシはごはんで、ミーは麺、そしてゴレンは焼くという意味になります。どっちもうまい!
■トラジャ族の地域に入ったら…
ここまで海沿いの平坦な道でしたが、パレパレから先は山に突入。道が一気に険しくなります。
途中でトイレ休憩を入れつつ、ひたすら山道を登っていく途中で、ふと気付きました。それまで道沿いにあるのはモスクばかりだったのですが、ある地点から教会が現れたんです。
マルセルに聞くと「トラジャ族の地域に入ったからですね。トラジャ族はキリスト教です」とのこと。
そう、ようやくトラジャにやってきたわけです。そこからさらに坂を登り、目的地であるトラジャ地方の中心地、ランテパオに到着したのは夜の7時近くでした。
この日からは、トラジャ地方の伝統的な建物「トンコナン」を使ったホテルで宿泊です。
翌日からはコーヒー三昧!
<取材・文・写真/円道秀和(&GP) 写真/田口陽介>
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